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愛媛)高校野球 8月6日

2020年8月7日03時00分

 愛媛県高校夏季野球大会は6日、県内2球場で準々決勝4試合があった。済美、松山聖陵、宇和島東、帝京五がベスト4に進んだ。

 済美は初回に3点を先行されるも八回に追いつき、九回に1番山本の左越え本塁打で新居浜西にサヨナラ勝ち。松山聖陵は六回に打者9人の攻撃で5点、七回にも5点を挙げ、コールドゲームで今治西を破った。

 宇和島東は2点を追う九回に3点を挙げ、西条に逆転勝ち。帝京五は二回、単打に足もからめて2点を先制。七回にも単打を重ねて2点を加え、粘る松山商を振り切った。

 7日は休養日。準決勝は8日午前9時から済美―宇和島東、11時半から帝京五―松山聖陵。

     ◇

 同点の四回表無死二、三塁、宇和島東の5番土居毅人(たかと)君(3年)が打席に立った。大会屈指の好投手、西条の高橋晟士朗君(3年)が相手でも、「対応できる」。強気を崩さずにバットを構えた。初球を振り抜くと、打球は左翼線へ。二塁打となり、2点を加えて勝ち越した。

 チームに3人いる、3年生投手の一人。投球練習だけでなく、打撃練習にも力を入れてきた。「ほかの2人が投げている時も、試合に出たいから」

 昨夏の甲子園初戦。登板した同級生の和田真虎(まなと)君と舩田清志君を、土居君はベンチから見守った。貧血の症状から回復したばかりで、愛媛大会はメンバーを外れ、甲子園からベンチ入り。長滝剛監督から2戦目の先発を告げられていたが、チームは敗れ、出場の機会はなかった。夢の舞台であっても、「自分が出なきゃ、夢がかなったことにはならない」と実感した。

 今夏の甲子園の中止が決まった日は眠れなかった。翌朝4時から舩田君らチームメートと近所の海岸を走って、決意した。「最後の夏は優勝して、自分も甲子園に行く権利があったと証明する」

 背番号「5」で迎えた今大会、投手として登板しない時は三塁手として出場する。マウンドへの声かけは欠かさない。「ど真ん中でいい」「ここは抑えるところ」。時には冗談めかして「俺が投げるから」。和田君は「毅人は投手の気持ちを分かって、助言してくれる」と頼りにする。

 舩田君が「今年になって目覚めた。めちゃめちゃ打ってくれる」と評する打力も、絶好の機会で発揮できた。チームは4強入りし、土居君は声を弾ませた。「甲子園のベンチで見るより、やっぱり試合は出た方が楽しい」。“三枚看板”がうまくかみあい、昨夏の覇者が勢いに乗った。(照井琢見、柳川迅)

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