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長野)高校野球 8月6日

2020年8月7日03時00分

 2020年度夏季高校野球長野県大会は6日、長野オリンピックスタジアムで準々決勝2試合があった。東京都市大塩尻は鍛え抜いた小技と走塁技術で長野日大を揺さぶった。夏の選手権長野大会の最高成績がベスト8(1964年)で、今大会はノーシードから勝ち上がった下伊那農は、佐久長聖に力負けした。

     ◇

 長野日大のエース栗木将太(3年)は試合前、自分に言い聞かせた。「俺がチームを勝たせなきゃいけない。完投して抑え込む」

 「抑えれば流れは作れる」と意識したのは先頭打者。これまでの3試合では初回から三振を奪うなど、計1失点。自信はあった。

 内角に鋭く投げ込んだ初球。攻めた球だったが、判定はボール。2球目、3球目とボールが続き、あっという間に3ボールに。一気に緊張が襲ってきた。

 「ここで決めなきゃ」と投じた4球目は、打者にぶつかる。後続を断ち、上々の立ち上がりに見えたが、こだわっていた先頭打者を打ち取れなかった。胸の内では焦りが募っていた。

 小学生の頃は捕手だったが、元球児で投手だった父にあこがれ、中学2年から投手に転向。甲子園を目指したいと進んだ強豪・長野日大で、1年から控え投手としてベンチ入り。2年の秋からエースとなった。

 コロナ禍で全体練習ができなくても自主練に励み、安定感を増すためにフォームを改善。8強以上で戦い抜くため、それまでのフォークやスライダーに加え、カットボールも習得した。北信越大会の出場経験もある東京都市大塩尻との一戦が力の見せどころだった。

 だが、気持ちは空回りしたまま。三回、自身の二塁打で出塁するが、仲間の中飛で「1点ほしいという思いが強すぎた」(栗木)と、塁を飛び出してしまいアウトに。自ら流れを断ち切ってしまった。

 直後の相手の攻撃は容赦なかった。先頭打者が安打を放つと、気づけば打者はほぼ一巡していた。五回にも追加点を奪われ、この回でマウンドを降りた。

 「勢いに飲まれてしまった」。1球の怖さを知り、栗木の夏が終わった。(里見稔)

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