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兵庫)高校野球 8月5日

2020年8月6日03時00分

 夏季兵庫県高校野球大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)11日目の5日、5球場で4回戦9試合があり、報徳学園や長田などが勝利した。次は大会最終日の7日。各ブロックを勝ち上がった16校が4球場で激突し、8強を懸けた最後の試合に挑む。

     ◇

 この一打席にかけていた。長田の大西響貴(ひびき)君(3年)の名前がアナウンスされ、スタンドの保護者や後輩から拍手がわいた。打席に立った大西君は思った。「やっとこの時が来た」

 長田は4年前の選抜大会に21世紀枠で出場した。当時、中学生だった大西君は甲子園でプレーする選手たちを見てあこがれた。

 そのユニホームを着る夢をかなえ、昨秋の大会ではベンチ入りも果たした。ただ、背番号は2桁。「元気リーダー」としてベンチで声を張り上げたり、相手チームを分析したりして、4強入りしたチームを支えた。公式戦の打席には一度も立つことがなかった。

 新型コロナウイルスによる休校が明け、全体練習が始まった6月中旬。練習で外野フライを追い、足がもつれた。いやな音がして激痛が走った。ひざの靱帯(じんたい)を痛め、病院から出る時は固定具をつけ、松葉杖だった。

 「最後の大会なんです。どうしても打席に立ちたい」。練習を控えるよう勧める医師に訴え、痛み止めをもらった。

 永井伸哉監督は「歩いて出塁できるくらいの長打を打とう」と、思いをくんでくれた。大西君は座った状態での筋トレなど練習を続けた。ケガは順調に回復し、7月上旬には軽く走れるようになった。

 この日、六回表、2死一、三塁の場面で大西君は代打に指名された。直球をとらえ、三塁線に2点適時二塁打。少し足をかばいながら二塁へ走り、代走と交代した。

 永井監督と約束した通りの長打。ベンチに戻ると仲間に祝福され、笑みがこぼれた。「今日一つここで夢がかなったんです」(森下友貴)

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