スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

大阪)高校野球 8月4日

2020年8月5日03時00分

 令和2年大阪府高校野球大会(府高野連主催、日本高野連、朝日新聞社など後援)は4日、南港中央球場などで4回戦5試合があった。興国が北野との投手戦を制して5回戦へ。関大一と上宮は相手の反撃をしのいで競り勝った。履正社は阿武野に先行されたものの、地力を発揮して逆転勝ち。上宮太子は終盤に突き放してベスト16入りした。5日は4回戦5試合がある。

     ◇

 4点を追う九回表2死一塁、阿武野の3番打者の平山健君(3年)に打順が回ってきた。何が何でも4番の主将、富田航平君(3年)までつなごうと意気込んだ。緊張したが「甘い球は逃さない」と決めていた。1球目、内角の直球を振り抜くと、左前安打となった。「よっしゃ!」と心の中で叫んだ。

 高校1年の冬、母を心筋梗塞(こうそく)で亡くした。あまりに突然で喪失感にさいなまれ、部活に足を運べなくなった。「このまま野球部を辞めよう」。そう思った。

 すると、チームメートから「俺たちもできることは手伝うから」と、何度も引き留められた。そんな励ましが、野球部に戻るきっかけになった。

 パートに出かけながら家事をこなしていた母がいなくなり、身の回りのことを自分でするようになった。ユニホームを洗い、毎日弁当を作った。家計を少しでも支えようと、週に数回、練習が終わった後、コンビニエンスストアでアルバイトをした。「お母さんのためにも頑張ろうと思えた」

 新型コロナウイルスの影響で部活が休止になっても近くの公園で打撃練習に励み、自慢の打撃を磨いた。今夏はチームの中軸を任され、2、3回戦の2試合で打率は5割と気を吐いた。

 チームはこの日、履正社の4投手を相手に計11安打を放って奮闘したが、好機でもう一本が出ず、3―7で敗れた。

 試合後、平山君は「昨年の全国優勝チームに対して、チームメートはこれだけヒットを打てた。まだまだ行けたと思うと、悔しい」と唇をかんだ。

 だが、自身は5打数3安打とこの日も打撃は好調だった。「個人的にはいい結果だった。お母さんも自分の活躍を見てくれていたと思います」とほほえんだ。(浅沼愛)

関連記事

アクセスランキング

注目動画

一覧へ