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受験勉強か野球か…悩んだ球児 心を打ったマネの一言

2020年8月3日18時26分

 (2日、兵庫独自大会 神戸国際大付6-0神戸)

 独自大会に参加するか否か。神戸の選手たちは迷った。有数の進学校で、大学進学をめざす選手も多い。自分たちがボールを追っている間に、他部活の生徒たちは勉強して学力を伸ばすだろう。「僕らは野球をしていていいのだろうか」

 西岡大輔監督は「中途半端が一番だめや」といい、引退の前倒しも認めると伝えた。主将の桑木野想大(そうた)君(3年)も悩んだ。「野球より勉強をしたい」。ただ、そうすれば3年の仲間との思い出もここまでだ。

 3年全員の思いを聞くミーティングが開かれた。涙ながらの声が飛び交った。桑木野君は「一人でも欠けるなら俺はやめる」と決意を述べた。野球をしたいというより、苦楽を共にした仲間と最後まで走り抜きたいという気持ちが勝った。

 そんな中、マネジャーの上中美羽さん(3年)の一言が、揺れていた選手たちの心を打った。「一人でも残るなら私は最後までサポートしたい」と、上中さんは言った。皆の迷いはもうなくなった。

 強豪の神戸国際大付と対戦したこの日。3点を追う六回表、1死走者なしの場面で桑木野君は打席に入った。スライダーをとらえて中前安打。続く上田力也君(3年)も左前安打で続き1死一、二塁としたが、あと1本が出なかった。

 選手らは試合終了まで声と笑顔を絶やさなかった。桑木野君は一つの思いに到達していた。「やっぱり、野球が好きだったんですよ。続けてよかった」

 上中さんも以前、マネジャーとして果たすべき役割に迷いを抱いた時期があった。記録員として試合を見守り、「私は幸せだ。ありがとう」と思った。(森下友貴)

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