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コロナ禍にエース退部、正捕手が先発 降板してもマスク

2020年8月3日18時26分

 (2日、和歌山独自大会 日高5-4高野山)

 高野山の正捕手、植幸輔君(3年)は8強をかけた一戦で先発のマウンドを託された。コロナ禍の臨時休校中に本来のエースが退部。6月の休校明け、制球の良さを見込まれ、伊藤周作監督から「投手の練習をしておけ」と言われた。

 小学5年生から本職は捕手で、投手経験は中学時代の数試合だけ。大会まで約1カ月しかない中、必死の練習でスライダーを習得。1回戦は先発として5回を無失点に抑えた。2回戦では捕手としてフル出場。正遊撃手ながら先発した桂飛勇己君(3年)をリードした。

 この日は初回に1点を失ったが、要所を締め追加点は許さない。だが、慣れない投手で疲れもたまり、「体が重く、直球が走っていなかった」。六回に連打で1点返されたところで降板した。伊藤監督は「暑い中、90球近く投じていた。日頃からばんばん投げているわけではない。しょうがない」。

 しかし、ベンチには下がらず、そのままマスクをかぶり、遊撃からマウンドへ向かった桂君をリードした。植君は「カーブの調子が悪かったので、直球とスライダー主体で組みたてた」。桂君は「投手から捕手へ、しんどいだろうに、しっかりリードしてくれた」。しかし八回、2死から桂君が本塁打を浴び、これが決勝点になった。

 スタンドでは、1988年にエースとして高野山を初の夏の甲子園に導いた植君の父・幸彦さん(49)が息子の活躍を見守った。「急きょ投手をすることになったのに、よくがんばったと褒めてあげたい」

 高校卒業後、捕手として野球を続けるつもりだ。「最後の夏、投手を経験し、投手の気持ちがよくわかった。この経験を捕手として生かしたい」(滝沢貴大)

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