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大阪)高校野球 8月2日

2020年8月3日03時00分

 令和2年大阪府高校野球大会(府高野連主催、日本高野連、朝日新聞社など後援)は2日、南港中央球場などで2、3回戦17試合があった。天王寺は昨秋3位の初芝立命館に競り勝ち、高石は好投手を擁する近大泉州を圧倒して4回戦へ進んだ。甲子園交流試合に出場する履正社は2試合連続コールド勝ちで4回戦進出を決め、大阪桐蔭もコールド勝ちで初戦を突破した。3日は3回戦6試合がある。

     ◇

 「気持ちだぞ! 気持ち!」。5点を追う九回表、2死一塁。富田林の三塁コーチスボックスに立つ大岩永遠(とわ)君(2年)は腹の底から叫んだ。その声は、打席で構える1歳上の兄、祐生君(3年)にしっかり届いていた。「気持ちでは絶対負けない。ここで絶対に出ないと」

 祐生君は粘った末、7球目の変化球に必死に食らいついた。二塁手への打球になったが、一塁に頭から滑り込んで内野安打になった。「泥臭くてかっこ悪くても、後ろの打者につなげられた」。塁上で思わずガッツポーズした。

 背番号4番の祐生君と14番の永遠君は、同じ二塁手。野球経験者の父親の影響で、2人は幼いころからおもちゃのバットとボールで野球をして遊んだ。

 小学生の時、地元の少年野球チームで一緒に野球を始め、進学先の中学校の軟式野球部では2人とも主将を務めた。成長するにつれ、言葉を交わす機会は減っていった。

 でも、この日の明星戦の前夜、練習から帰宅した祐生君は、リビングにいた永遠君に話しかけた。「勝ち続けて、絶対(目標の)ベスト16までいけるよな」。チームは1、2回戦をいずれも2桁得点で勝ち上がり、勢いに乗っていた。

 だが、この日は相手投手の好投もあり、これまで好調だった打線は七回まで散発4安打に抑えられた。八回に1点を返したものの、1―6でゲームセット。兄弟2人で一緒に戦う高校最後の夏は終わった。

 永遠君は「同じ二塁手として、後ろから見ていた兄の背中は大きく見えた。一緒にかけがえのない時間を過ごせた」と振り返った。

 祐生君は「弟にはノックなど、一つひとつの練習を大切にしてほしい。そうすればおのずと結果はついてくると思う」と語った。(浅沼愛)

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