大崎、昨秋に続き長崎の頂点に 島の学校が大団円
2020年8月2日19時21分
(2日、長崎独自大会決勝 大崎6-1鹿町工)
大崎の先発は2年生の坂本だった。最後は3年生のエース田中で締めくくるため、清水監督が田中の疲れ具合を考えて起用した。
その坂本は今大会初先発。前半に満塁を2度背負うなど苦しみながらも何とか無失点でしのぎ、「ピンチの場面で粘れたのは、今後につながります」。
田中は七回に送り出された。九回に1失点(自責点0)しつつも、手はず通り、歓喜の輪の中心になった。
「甲子園が中止になっても立ち直りは早かった。この大会は優勝すると決めていた」と田中。「坂本は何とかするだろうと思っていた。頼もしいです」。3年生は大団円、下級生は将来の糧に。県西部の島の学校にとって内容ある、昨秋に続く県制覇になった。(隈部康弘)