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目標は「ドラ1でプロに」 静岡商エース、準決勝で敗退

2020年8月2日18時53分

 (2日、静岡独自大会 聖隷9-6静岡商)

 静岡商の148キロ左腕、高田琢登(3年)は頂点に届かなかった。「味方が逆転してくれたのに。エースとして……。毎回自分が打たれて負けている。仲間に申し訳ない」

 7イニング制で開催されていた静岡の独自大会は、雨天順延が続いて用意していた予備日を使い切ってしまった。学業への影響を考慮して、日程は最大に延ばしても8月2日までと事前に決まっていた。

 もし、2日までに優勝が決まらなかった場合は、残っていた全校を優勝扱いにする案もあった。しかし、出場校から「何としても決着をつけたい」との要望もあり、準決勝、決勝はダブルヘッダーでの実施となった。

 聖隷との準決勝。静岡商の先発投手は背番号8の鈴木瞳吾(3年)だった。準決勝が終わった約2時間後には決勝が予定されている。「優勝へのチャレンジを考えて、投手をやりくりしようと。決勝は高田でと考えていた」と高田の父でもある高田晋松監督は明かす。

 静岡商の1点リードで迎えた三回、鈴木がつかまる。2番手の塚本礼史(3年)も食い止められず、4点を失った。そこで五回、流れを引き戻すために、予定を変更して高田がマウンドに上がる。高田監督は願っていた。「五回は相手の中軸に回るので、何とか抑えてリズムがほしい、と」

 高田は期待通りの投球をした。球速は130キロ台半ばだったものの、三者凡退。直後の攻撃では味方打線の集中打で4点を挙げ、逆転に成功した。

 ところが、高田のボールにいつものキレが戻らない。六回、相手打線に4安打を集められるなど5失点を喫し、再逆転を許してしまった。「一番よかったのは昨日の(準々決勝の)静岡戦だったけど、連投でストレートが浮いた。高めのストレートを打たれてしまった」と高田は悔やむ。

 全国選手権は出場9回で準優勝2度、選抜は出場6回で優勝1度を誇る静岡商だが、2006年の夏以来、甲子園から遠ざかる。一昨年、昨年は夏の静岡では8強。今度こそと臨んだ2020年は、コロナ禍で甲子園がなくなった。

 大きな目標を失っても、高田は「3年生全員でベンチに入って、最終日まで野球ができた。感謝しかない。父を優勝させたかったけど、一緒にできてよかった」。仲間、そして父とともに野球をするという事実を、モチベーションに変えてきた。

 次の目標は、ドラフト1位でのプロ入りと公言している。「きょうはしっかり打たれて負けた。力不足。もう一度体作りから見直す」と高田。高校野球が終わった日に、新しいスタートラインに立った。(山下弘展)

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