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「遠くないぞ甲子園」から32年 離島の八重山が頂点に

2020年8月2日18時56分

 春夏の甲子園大会に出場経験のない八重山が、2020年沖縄の夏を制した。夏の選手権沖縄大会で決勝に進出したのは32年前の1988年。当時の紙面をみると、「離島八重山、夢あと一歩」「遠くないぞ甲子園」の見出しが躍っていた。

 32年前は第70回記念大会の決勝。結果的に5年連続代表になり、甲子園で4強入りする沖縄水産に0―8で敗れた。それでも学校がある石垣島などから奥武山球場(現沖縄セルラースタジアム那覇)に駆けつけた約300人の応援団は、「ご苦労さん、よくやった」という言葉とねぎらいの拍手を選手に送ったという。

 この日の独自大会決勝は無観客で開催された。沖縄県が新型コロナウイルス感染再拡大を受けて緊急事態宣言を出したため、準決勝から保護者の観戦も認められなくなったからだ。それでもテレビやインターネット中継などを通じて応援したであろう保護者や関係者に、選手たちは見事な野球を披露した。

 まず先発左腕の幸喜大雅が五回まで7安打されながら、1失点と粘り強い投球を展開。六、七回は下地寛太郎、大城和哉が無失点でつないだ。打線は五回に鮮やかな集中打で一挙4得点。9番花城羅文(らもん)がヒットエンドランで好機を広げ、宮良忠利が先制の左前安打。さらに内間敬太郎がスクイズを決め、3番下地が左前適時打、4番比嘉久人が右越え三塁打で続いた。

 投打に活躍した下地の父は、実は32年前の八重山の主将だったという。バーチャル高校野球の中継(琉球朝日放送制作)で紹介されていた。当時の紙面で確認すると、下地さんは3番一塁手で先発出場し、安打も放っている。

 32年越しの夢へ向け、八重山は八回からエースの砂川羅杏(らいあん)が登板。九回2死になると、ベンチにいた控え選手が守備につき、3年生20人全員が試合に出場した。「決勝は全員出ようね、と話していたから」と兼島兼哲監督。

 いつもとは違う特別な夏に花開いた。離島球児たちによる、さわやかな全員野球だった。(編集委員・安藤嘉浩)

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