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珍しい母と子「まるで巨人の星」 パワーヒッター育てた

2020年8月2日16時17分

 (1日、愛媛独自大会 今治西3-1丹原)

 今治西の5番打者、鈴木高晴君(3年)がネクストバッターサークルでバットを振ると、びゅんと風を切る音が響いた。

 チーム一のパワーを誇る強打者。三塁側スタンドでは、母の恵美(えみ)さん(48)がスマートフォンを構え、黙々と撮影を始めた。「全部の試合の全打席、撮影しているんです」

 母と子、二人三脚で野球に打ち込んできた。野球を始めたきっかけは、「母さんとのキャッチボールが楽しかったから」。恵美さんは大の野球好き。鈴木君が小さい頃から、テレビにはいつもプロ野球や高校野球の試合が映っていた。一番の旅行の思い出は「2人で行った甲子園」だ。

 少年野球チームに入ってからは、恵美さんが中高ソフトボール部の経験を生かしてノックをすることもあった。恵美さんは「まるで『巨人の星』みたいな親子でしたね。母と子というのは、珍しがられましたけど」と笑う。

 「母さんが、野球のことで『ダメ』と言った記憶がない」と鈴木君。バッティングセンターの回数券も用意してくれた。そんな熱い後押しがあったから、野球に打ち込めた。支えてくれた母を甲子園に連れて行きたいとの思いで、今治西に入学した。

 夏の甲子園は中止になったが、今までの恩返しをしたいという気持ちは変わらない。「自分が試合で結果を出して、母さんに喜んでもらいたい」

 この日の初戦は、積極的にバットを振ったものの、4打席凡退だった。スタンドの恵美さんは「もっとチームに貢献しないと。今日の夜は、動画を見ながら素振りですね」と悔しそう。仲間の活躍で試合には勝ったが、母にいいところを見せられなかった息子は誓った。「次の試合で、取りかえします」(照井琢見)

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