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三重)高校野球 8月1日

2020年8月2日03時00分

 三重県高校野球夏季大会は1日、2球場で3回戦7試合があり、8強が決まった。松阪商はエースが九回を1人で投げ抜き、昨夏の三重大会で準優勝した海星を下した。菰野は、近大高専を破った津工を相手にコールド勝ちした。2日は、同じ2球場で準々決勝4試合。4強が出そろう。

     ◇

 八回裏1死満塁、海星の投手が交代した。マウンドに立ったのは椋本啓(ひらく)君(3年)。松阪商の1人目の打者を三振に仕留めた。2人目の打者は、三回裏に本塁打を放った阪本和樹君(3年)。中学時代からの友人で、試合前に「真っすぐでいくから」と伝えていた。その宣言通り、直球で勝負した3球目は内野ゴロに。その瞬間、思わず声を張り上げた。

 昨秋の県大会の途中で、右手全体に違和感を感じ始めた。しばらくして、球を握れなくなった。病院をいくつか回ったが、「症例がない」と言われるだけ。原因が分からず、不安に駆られる日々が続いた。

 練習は手を使わない走り込みが中心になった。次第に悪化し、右手の中指が紫色に変色。それでも手袋をはめて走り込んだ。

 森下晃理(あきまさ)監督から、外野手への転向を勧められた。だが、「三重で一番の投手になりたい」という夢は諦めなかった。

 昨年12月に三重大医学部付属病院で、血行障害と診断された。「ここまで悪化しているのは見たことがない」「野球を続けることは困難」――。医師の言葉に頭が真っ白になった。

 1月上旬、約7時間に及んだ血管の移植手術を受けた。術後、必死にリハビリを続けると、周囲が驚くほどの回復力を見せた。3月後半には、何とか球を投げられるまでに回復した。

 そして、迎えた今大会。この試合、自らが投げたのはわずか7球しかない。チームは2―4で敗れ、8強入りを逃した。それでも悔いはない。「全力で自分の球を投げられた。間違いなく高校野球人生の中で最高の瞬間だった」(大滝哲彰)

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