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茨城)高校野球 8月1日

2020年8月2日03時00分

 夏季県高校野球大会は1日、2球場で3、4回戦6試合があった。接戦の末、昨夏4強の水戸商が竜ケ崎一に惜敗。霞ケ浦や3回戦で常総学院を破った多賀など4校が8強進出を決めた。2日は2球場で4回戦4試合があり、明秀日立や水城が登場する。

     ◇

 一回表1死三塁。佐和のエース黒田晃大投手(3年)が投げ込んだ直球は、自己最高の145キロを記録した。だが、変化球が決まらず二回までに2失点。五回でマウンドを降り、三塁手に回った。

 今大会屈指の速球派投手で、4番打者としても佐和を引っ張った黒田君。2歳上の兄の影響で野球を始めた。県立の強豪水戸商に進学した兄と同じように「県立高で甲子園をめざす」と、地元の佐和に進んだ。

 高校1年の時、投手や野手として最後の夏に臨んでいた兄が右ひじを故障。ベンチ入りできないまま部活を終えた。引退後、「俺の分まで投げてくれ」と投手用グラブをくれた。以来、試合ではそのグラブで投げ続けた。縫い付けられた兄の名前を見るたび、「甲子園への夢を託されたんだ」との思いを新たにした。

 部員に毎日義務づけられた1・6キロの弁当に苦しめられたが、諦めず食べ続けることで体重は12キロ増加。コントロールが安定し球威も増し、昨夏、140キロを記録した。

 九回裏、2点差に迫り2死一、二塁の好機で迎えた打席。打ち上げた球はゆっくりと遊撃手のグラブに吸い込まれた。

 コロナ禍の中の3月。進路を悩んでいると、兄から「お前は実力があるんだから、上をめざせ」と励まされた。その一言もあり、夢だったプロ野球をめざすことを決めた。消防士の仕事で忙しい兄にはまだ、直接言えてない。最後の試合を終えた今、落ち着いたら話そう。喜んでくれるだろうか。(佐野楓)

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