スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

愛媛)高校野球 8月1日

2020年8月2日03時00分

 愛媛県高校夏季野球大会が1日、開幕した。松山市の坊っちゃんスタジアムなど県内6球場で、1回戦18試合があり、熱戦の火ぶたが切られた。昨夏の全国高校野球選手権愛媛大会で優勝した宇和島東などが2回戦に進んだ。2日は1回戦の残り2試合と、2回戦の14試合、計16試合がある。

 今大会は3回戦まで、東・中・南予の地区別に対戦が組まれている。初日のこの日、東予地区では、昨夏の愛媛大会ベスト8の今治西が、五回に足を絡めた攻撃で3点を挙げて丹原に勝利。昨夏8強同士の対決となった今治工―川之江は、今治工が九回に同点に追いつき、延長十回タイブレークの末、逆転勝ちした。

 中予地区では、古豪・松山商が中盤に逆転し、松山城南との接戦を制した。南予地区では、宇和島東が八幡浜工を五回コールドで破った。大洲、八幡浜、帝京五も2桁得点で2回戦進出を決めた。

     ◇

 今治西の5番打者、鈴木高晴君(3年)がネクストバッターサークルでバットを振ると、びゅんと風を切る音が響いた。

 チーム一のパワーを誇る強打者。三塁側スタンドでは、母の恵美(えみ)さん(48)がスマートフォンを構え、黙々と撮影を始めた。「全部の試合の全打席、撮影しているんです」

 母と子、二人三脚で野球に打ち込んできた。野球を始めたきっかけは、「母さんとのキャッチボールが楽しかったから」。恵美さんは大の野球好き。鈴木君が小さい頃から、テレビにはいつもプロ野球や高校野球の試合が映っていた。一番の旅行の思い出は「2人で行った甲子園」だ。

 少年野球チームに入ってからは、恵美さんが中高ソフトボール部の経験を生かしてノックをすることもあった。恵美さんは「まるで『巨人の星』みたいな親子でしたね。母と子というのは、珍しがられましたけど」と笑う。

 「母さんが、野球のことで『ダメ』と言った記憶がない」と鈴木君。バッティングセンターの回数券も用意してくれた。そんな熱い後押しがあったから、野球に打ち込めた。支えてくれた母を甲子園に連れて行きたいとの思いで、今治西に入学した。

 夏の甲子園は中止になったが、今までの恩返しをしたいという気持ちは変わらない。「自分が試合で結果を出して、母さんに喜んでもらいたい」

 この日の初戦は、積極的にバットを振ったものの、4打席凡退だった。スタンドの恵美さんは「もっとチームに貢献しないと。今日の夜は、動画を見ながら素振りですね」と悔しそう。仲間の活躍で試合には勝ったが、母にいいところを見せられなかった息子は誓った。「次の試合で、取りかえします」(照井琢見)

こんな特集も

関連記事

アクセスランキング

注目動画

一覧へ
バーチャル高校野球ではアンケートを実施しています

本日の甲子園交流試合

注目の情報