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津久見、32年ぶり夏の覇者に 大分独自大会

2020年8月1日06時50分

 (31日、大分独自大会 津久見2―1大分舞鶴)

 応援席へのあいさつを終えた後、津久見の選手たちは抱き合いながら、歓喜の声を上げた。「津久見に来て本当によかった!」

 津久見は全国選手権と選抜大会で1度ずつ優勝、春夏通算18回の甲子園出場を誇る。だが、明豊や藤蔭といった私立校の台頭などもあり、川崎憲次郎投手(元ヤクルト、中日)を擁した1988年夏を最後に全国の舞台から遠ざかる。

 夏の選手権中止でモチベーションを保つのが難しくなる中、4月に就任したOBの藤丸崇監督は選手に語りかけた。「早く気持ちを切り替えられたチームが大分で勝てる。同じ悔やむなら、大分で勝った後にせんか」。薬師寺琳久(りく)主将(3年)は「不安な時期もあったけど、大分での優勝を目標に頑張れた」と話す。

 初戦で、前年の大分大会を制した藤蔭を破って波に乗った。決勝戦を含む6試合中、実に5試合が2点差以内の接戦となった。大車輪の活躍を見せたのが背番号11の林田夢大(2年)。決勝までの5試合中4試合に登板し、決勝戦も藤丸監督から「いけるところまでいってくれ」と先発マウンドを託された。

 一回、3連打を浴びて先行を許した。だが、「この大会で自分の投球が通用する自信を持てた。動揺はなかった」。ここまで4試合で登板した経験に支えられた。八回に時速141キロを計測するなど、序盤は130キロ台中盤だった直球の球威が、回を追うごとに増した。8回を投げて6安打1失点と堂々の内容。最終回はエースナンバーを付ける安部誠也(3年)が締めた。

 安部は校歌を歌いながら「もし甲子園があったら……と、少し思った」という。それでも、優勝の味は格別だった。「今、悔いはないか」と問うと、「悔いはありません。甲子園がなくなっても頑張れた。津久見に来てよかった」

 32年ぶりとなる「夏」の歓喜の輪。藤丸監督はその光景をまぶたに焼きつけながら、つぶやいた。

 「古豪復活というよりも、この日が新生・津久見のスタートになったんじゃないでしょうか」(河野光汰)

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