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鳥取)高校野球 7月30日

2020年7月31日03時00分

 2020年夏季鳥取県高校野球大会は30日、準決勝2試合があった。鳥取城北が米子工を零封。倉吉東はタイブレークの末に倉吉北に競り勝った。決勝は鳥取城北―倉吉東の組み合わせとなり、31日午前10時の予定。

     ◇

 「絶対に守りきろう」。終始リードされる展開となった倉吉北。八回に同点に追いつき、延長タイブレークへと持ち込んだ。十回、表の攻撃で1点を奪い臨んだ守備。主将で捕手の福丸聖悟(3年)は気を引き締めてマスクをかぶった。

 エースの上田大輔(同)は六回から登板。九回までを無失点に抑え、調子は上々だった。犠打で1死二、三塁となり、相手の好打者を迎えた。申告敬遠か、勝負か――。徳山高央監督からは二つの選択肢を示されたが、迷わず勝負を選んだ。しかし、上田の投じたボールは死球となり、1死満塁のピンチに。「勝負の結果なら仕方ない」と切り替え、次打者を迎えた。

 5球目。福丸が求めたのは上田が得意とする内角の直球。ミットに収まる前に捉えられ、打球は左方向へ伸びた。「せめて1点なら」と思ったが、ボールは外野へと抜け、その間に二塁走者も生還した。相手ベンチから歓声が聞こえ、「一言で言うなら絶望でした」。試合終了の瞬間、福丸は思わずひざに手をつき下を向いた。

 昨夏もタイブレークの経験があった。競り負け、1回戦で敗れた。当時も正捕手を務めていた福丸は、「あの試合で野球の怖さを知った」。その後、「負け続けている倉北を変えたい」と主将に立候補した。

 しかし、新チームで挑んだ秋季大会も初戦で敗退。練習試合でも結果が出ない日々が続いた。福丸はチームがまとまらない原因を考え、自分なりの主将像を思い描いた。「言葉で引っ張れないのなら、この人についていこうと思わせる主将になろう」。掃除など上級生がやらない仕事に率先して取り組んだ。背中で示し続けることがチームのまとまりにつながり、夏の結果に表れると信じてきた。

 倉吉北の夏の4強入りは13年ぶり。試合後、徳山監督は「良いチームを作ってくれた」と主将をねぎらった。「技術ではなく内面の成長が結果につながったと思う。最高の形ではなかったけど、やりきりました」。決勝こそ逃したが、福丸の夏は達成感とともに幕を閉じた。(宮城奈々)

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