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青森)大人びて見えた高校生 コロナ禍の熱戦を振り返る

2020年7月30日09時00分

 夏季青森県高校野球大会(県高校野球連盟主催、日本高校野球連盟、朝日新聞社など後援)は青森山田が八戸学院光星を決勝で下し、優勝を果たした。投球数制限や新型コロナウイルスの感染対策など、「初めてづくし」の大会。15日間の熱戦を振り返る。

 青森山田の強さを象徴していたのは弘前実との準決勝。エース小牟田、高橋、藤森の盤石の投手リレーで相手に三塁を踏ませない。一方、光星は準々決勝でエース森木が終盤に打ち込まれ、不安を残して準決勝に臨んだ。だが弘前東打線を相手に森木が粘り、捕手の中沢が勝ち越しの3点適時打を放って支えた。

 迎えた決勝。青森山田は不振にあえいでいた4番平野が勝ち越しの一発を左翼席に放り込むと、小牟田も本塁打で続き、相手を突き放した。光星は五回に青森山田の先発小牟田を攻略して一度は逆転したが、2番手高橋に抑え込まれた。

 今春から、投手1人の投球を週500球以内とする投球数制限が高校野球に導入された。光星の森木は2回戦以降の5試合に登板したが、完投は準決勝のみ。青森山田も1回戦で小牟田、2回戦で高橋が完投したが、3回戦からは毎試合複数の投手をつぎ込んだ。

 県高野連は感染対策に追われた。試合は原則、無観客で開催。控え選手や保護者の観戦は認めたが、マスクの着用を義務づけ、大声での応援は控えるよう促した。恒例の応援歌や吹奏楽の演奏もなく、グラウンドには選手たちのかけ声や、バットとボールが当たる金属音が響いた。試合開始の整列時は互いに無言で頭を下げるだけ。勢い余って「お願いします」と声を出してしまう選手がいて、一同が苦笑いする場面もあった。

 今大会は夏の甲子園大会が中止となったことを受けて開かれたが、努力の成果を発揮する夏の大会が中止となった部活動も多い。球児たちは、目標を失った同級生を見ているのだろう。負けても悔し涙は少なかった。「こんな状況でも野球ができることに感謝したい」。高校生のすがすがしい表情が大人びて見えた。(藤谷和広)

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