スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

大阪)高校野球 7月29日

2020年7月30日03時00分

 令和2年大阪府高校野球大会(府高野連主催、日本高野連、朝日新聞社など後援)は29日、南港中央球場などで2、3回戦5試合があった。北野は七回に逆転して4回戦へ。渋谷と香里丘はコールド勝ちで初戦を突破した。美原―八尾は、八尾のメンバー表に記載されていなかった選手が出場したため没収試合となり、規定により9―0で美原の3回戦進出が決まった。30日は一部で日程の変更があり、2回戦5試合がある。

     ◇

 九回表2死一塁、東住吉総合の2番打者、高田雄太郎君(3年)が打席に立った。「次に回すことだけを考え、つなげていこう」

 5球目のスライダーをフルスイングしたが、バットは空を切った。「相手ピッチャーの方が上でした」

 小学3年から野球を始め、中学でも軟式野球をプレーした。東住吉総合でも野球を続けるつもりだったが、当時、部のルールだった丸刈りが恥ずかしかった。「野球がしたい」との思いは消えなかったが、入部に踏み切れずにいた。

 高2の春、チームが丸刈りをやめるとさっそく入部した。「1年を無駄にしてしまった」。少しでもブランクを埋め、仲間に追いつこうと努力を重ね、昨秋、正捕手の背番号2をもらった。「やっと追いつけたと思った」

 結局、昨夏には自分で丸刈りにし、新チームでは副主将も任された。「周りの高校に負けられへん」と燃えた。全体練習後、チームメートに声を掛け、居残りの自主練習もするように。11人の選手で挑んだこの夏、「初戦に勝ち、(4、5回戦の)2次抽選までいきたい」と目標を掲げた。

 この日はエースの中野礼音(れおん)君(3年)が好投し、五回までお互い無得点。だが六回に先制を許し、七回は3長短打で突き放された。

 試合後、横田和尚(かずひさ)監督は「みんな持っている力以上のものを出してくれた」と振り返り、「高田は副主将として声を出し、精神的な面でも引っ張ってくれた。6人の3年生は先生と生徒という関係を越え、人間として尊敬できる生徒たちだった」とたたえた。

 「もう少し、チーム全員で本気でやりたかった」と涙を見せた高田君。「他のチームより人数が少なく、練習が難しいところもあった。でも11人でもいいチームになれた」と最後は誇らしげに語った。(浅沼愛)

関連記事

アクセスランキング

注目動画

一覧へ