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青森)高校野球 7月28日

2020年7月29日03時00分

 夏季青森県高校野球大会(県高校野球連盟主催、日本高校野球連盟、朝日新聞社など後援)は28日、ダイシンベースボールスタジアムで決勝があり、青森山田が終盤の本塁打攻勢で八戸学院光星を破って優勝した。光星は集中打で一度逆転したが、投手陣が踏ん張りきれなかった。青森山田は8月9日から宮城県石巻市で開かれる東北大会に出場する。

     ◇

 5―5の同点で迎えた七回裏。青森山田の4番打者、平野時矢(3年)が打席に入った。2球目、内角低めの直球をすくい上げた打球がレフト方向に飛ぶ。

 「伸びろ」

 祈りは届いた。勝ち越しの本塁打。ダイヤモンドを一周しながら、ガッツポーズを繰り返した。

 準決勝までわずか2安打。打率は2割を切っていた。準決勝の試合後、兜森崇朗(かぶともりたかあき)監督にげきを飛ばされた。「決勝はお前が打たないと勝てない」

 決勝の前日、朝からバットを振った。体を開くのが早すぎると指摘され、フォームを調整。「試合前にこんなに追い込んだことはない」。平野は必死だった。

 迎えた決勝の日。第2打席、右中間に二塁打を放った。「これで気持ちが楽になった」。だが五回、先発の小牟田龍宝(3年)がつかまる。打者一巡の猛攻を浴びて逆転を許し、エースはこの回で降板した。

 六回から登板した高橋主樹(3年)は、光星打線を三者三振に抑えて踏ん張る。その高橋の適時打で試合が振り出しに戻った直後の、平野の一発。不調に沈んでいた主砲のアーチに、ベンチは沸き立った。

 兜森監督は満面の笑みで平野を迎えた。「待ってました」。そして降板した小牟田が、うっぷんを晴らすような本塁打をレフトにたたき込む。失いかけた流れが、再び戻ってきた。

 兜森監督は試合後、「やってくれるんじゃないかと思っていた」と興奮気味だった。「仲間にここまで連れてきてもらった。今度は自分がチームを引っ張りたい」と平野。試練を乗り越えて一回り成長した4番が、東北大会の舞台に挑む。(藤谷和広)

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