スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

兵庫)高校野球 7月25日

2020年7月26日03時00分

 夏季兵庫県高校野球大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は5日目の25日、1球場で2回戦2試合があった。予定されていた5球場12試合は雨で延期になった。龍野北は今大会最長の延長十一回の末、東洋大姫路に勝利。昨夏兵庫大会8強の姫路南と共に、3回戦に進んだ。

     ◇

 4点を追う三回表、龍野北は2点を返し、なお2死三塁。ここで打順は4番の改発(かいはつ)瑠海(るか)君(3年)。外角の直球を右中間へはじき返し1点差に迫った。「おじいちゃんのためにも絶対勝つ」。改発君はそんな気持ちで試合に臨んでいた。

 試合の3日前、改発君は祖父の敏幸(さとゆき)さん(77)を亡くした。がんを患い、手術もしたが、再び6月末に入院した。「もう一回お前の試合を見るまでは死ねへんわ」と語っていたが、その願いはかなわなかった。

 野球を始めるきっかけをくれたのはおじいちゃん。プロ野球を見に、よく甲子園球場に連れて行ってくれた。改発君の試合がある時は球場に駆けつけ、「よう頑張ったな」と必ず声をかけてくれた。

 東洋大姫路を相手に試合は拮抗(きっこう)し、九回を終え6―6。守備に自信がないという遊撃手の改発君は、守りの間、しばしば空を見上げていた。おじいちゃんが見てくれている気がして、「よっしゃいこう」と気合が入った。

 タイブレークの延長十一回表。龍野北は2死一、二塁で井上快君(3年)が左中間を抜く2点適時打を放ち、勝ち越し。その裏を守りきり強豪を倒した。「おじいちゃんのおかげで東洋大姫路にも勝てたで」。そして改発君は、病気と闘い続けた祖父にこう語りかけた。「おじいちゃんも最後までよく頑張ったね」(森下友貴)

関連記事

アクセスランキング

注目動画

一覧へ