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大阪)高校野球 7月24日

2020年7月25日03時00分

 令和2年大阪府高校野球大会(府高野連主催、日本高野連・朝日新聞社など後援)は24日、くら寿司スタジアム堺などで1、2回戦計19試合があった。興国は延長十一回に一挙4点を奪って大塚を破り、3回戦へ。昨夏4強の近大付と東海大仰星はともに初戦を突破した。昨秋8強の箕面学園や同16強の北野はコールドで勝ち進んだ。25日は2回戦8試合がある。

     ◇

 「絶対に0点で抑える」。3―3で迎えた延長十一回表、大塚のエース、尾崎拓弥君(3年)は決意を胸にマウンドに上がった。1人でここまで投げ続けてきていた。

 タイブレーク無死一、二塁で、興国の4番打者を打席に迎えた。この日の4打席は無安打3三振に封じ込めてきた相手だったが、5球目のスライダーは甘く入った。大きな飛球は右翼手を越える2点適時二塁打となった。結局、これが決勝点になった。

 昨夏の大阪大会では2年生ながら背番号11で試合にも出場した。西村剛監督(47)からも実力を買われ、秋以降の新チームでエースになることは確実だった。

 だが、「他に投げられる人もいなくて、『自分が抑えなければ』という重圧に負けた」。思うような結果が出なくなり、野球が楽しくなくなった。昨秋の近畿大会府予選では西村監督に直訴し、メンバーから外してもらった。

 チームにとって自分の存在は。客観的に考えようとした時、帽子のつばに先輩が書いてくれた「心」の文字が目にとまった。自分の心の中をいま一度見つめ直した。「このままじゃもったいない」。勝ち負けにこだわるのをやめ、がむしゃらに努力した。

 西村監督は、「復帰してからの彼の負けない心、動じない心の成長は、ものすごいものがあった」と振り返る。コロナ禍でこの春は公式戦がなかっただけに、「夏の府大会は尾崎の大会と決めていた」。どんな試合展開になったとしても、最後まで尾崎君に託すつもりだった。

 甲子園で優勝した経験もある古豪・興国との一戦は、両チームとも無失策で、息詰まる投手戦になった。尾崎君が得意とするスライダーやチェンジアップもよく決まり、12個の三振を奪った。ただ、延長十一回の4失点が響き、味方打線の反撃も及ばなかった。

 試合後、尾崎君は敗戦を悔やみつつ、「全部出し切れました」と達成感をにじませた。卒業後は大学、社会人で野球を続け、プロに進みたいとの夢を描く。「自分には野球しかない」との思いに迷いはない。(浅沼愛)

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