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大分)明豊 3年生全員がマネジャーにノックバット

2020年7月25日09時00分

 明豊(大分県別府市)の目標は、独自大会の「2020大分県高校野球大会」を3年生全員で戦って優勝すること。23日までの2試合で3年生選手31人中、29人が出場した。32人目の3年生であるマネジャーの鶴聡太君も、ノッカーと記録員として、3年生全員から贈られたノックバットを手に、一緒に夏を戦っている。

 中学では捕手として活躍した鶴君。中2の時に腰を痛め、主将の責任感から無理を押してプレーを続けてこじらせてしまった。明豊に進学後、筋力トレーニングや練習の補助などをしながら調子が戻るのを待ったが治らない。その間に同級生たちの打球は、どんどん強く、鋭くなっていった。「もう追いつけない」。2年生の夏、チームを支える側に回ると決断した。

 「もともと、人のために何かをするのが好き。日本一を目指すには、支える人が必要だと思った」と鶴君。川崎絢平監督には「しんどい練習をしても32人の半分入れるか、というベンチに、記録員として入る。みんなに入ってもいいと認めてもらえるようにやりなさい」と声をかけられた。

 練習時にノックをすることもある鶴君。出場を決めていた春の選抜大会中止が決まったころ、3年生全員からサプライズで名前入りのノックバットが贈られた。チームカラーの青だが、内野手の広次康生君らが鶴君の好みに合わせ派手めのものを選んだ。「夏の甲子園で、みんなで一緒に日本一をとろう」という思いが込められていた。

 だが選手権大会も中止。自身も沈み気味になったが、「野球をあきらめた苦しみを味わっている鶴が、そこから立ち上がっていった時のことを伝えてほしい」とコーチに言われ、考えた。「日本一を目指して今までやってきたことを、後悔はしてほしくない」

 つらい気持ちを抱えた仲間にはさりげなく声をかけ、フォローしながら迎えた今大会。鶴君は「さすが日本一を目指したチームと言われるくらい、圧倒的な試合をしていきたい」と話している。(寿柳聡)

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