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球場の感染予防、各地で工夫 それでも起こる不測の事態

2020年7月24日17時21分

 それぞれの地域の事情に応じ、感染予防と工夫を凝らしながら、全国各地に、夏の球音が響いている。

 第102回全国高校野球選手権大会の中止を受けて、47都道府県で開催されることになった独自大会。24日までに43都道府県でスタートした。練習量が少ないことに配慮して7イニング制にしたり、チームの移動を減らすため県内をブロックに分けたり、大会の形式は様々だ。

 同僚と手分けして各大会を取材していると、関係者の強い決意と意欲を感じる。

 茨城はベンチ入り人数を制限していない。「春から試合をほとんどできなかった子たちなので、一人でも多く参加させてあげたいと考えた」と榎戸努・県高野連専務理事は言う。1チーム30人が出場した試合もあり、審判や記録員も大変だ。「大会ができるだけでありがたい。そんな苦労はいくらでもします」

 例年なら運営を手伝う生徒を、球場に入れていない大会も多い。限られた人数で来場者の体温を計り、試合の合間に消毒作業もする。もちろん参加校はそれぞれに、できる限りの感染対策をしている。

 そこまでやっても、予期せぬ事態は起きる。

 県岐阜商が19日、独自大会への参加を辞退した。同日までに教員4人、生徒3人の新型コロナウイルス感染が確認されたからだ。野球部員に感染者は出ていないそうだが、学校は29日まで休校になり、24日に初戦がある大会出場はできないと判断した。陸上部やサッカー部なども大会への出場を辞退したという。

 3月から校内で授業や部活動ができない日々が続いた。全体練習を再開できたのは6月15日。取材した同僚によると、佐々木泰主将は「野球ができていたことが当たり前ではないと、この期間に実感した。もう一度みんなで、このグラウンドで高め合っていきたい」と話していたそうだ。

 誰が悪いわけでもない。次は自分たちが、同じ立場になるかもしれない。

 全国の球児たちには改めて試合ができることに感謝し、出場を辞退せざるを得なかった高校生の分も、野球を楽しんで欲しいと思う。

 そして県岐阜商の感染がこれ以上広がらず、選抜大会に出場するはずだった32校による甲子園交流試合(8月)に参加できるよう、みんなで祈りたい。(編集委員・安藤嘉浩)(編集委員・安藤嘉浩)

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