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ノーヒットノーラン達成、こぼれた涙 定年の恩師に捧ぐ

2020年7月24日10時15分

 (23日、石川独自大会1回戦 金沢商5―0金沢龍谷)

 校歌斉唱で何度も両目をぬぐった。金沢商の右腕・米沢拓海(3年)が無安打無得点試合を達成。この涙は、満足感から生まれたものではなかった。

 入学直後、球威を磨こうとして伸び悩んだ。すると、山田斉監督から諭された。「速球派ではなく、制球力を磨いて打ち取る投手になろう」。その言葉を信じ、投球練習ではマウンドからホームベースに向かって白線を引いて、コースをイメージするようになった。

 1年冬には泣きながら練習したこともあった。昨秋は県大会準決勝で敗れたが、後に北信越王者となる星稜と八回まで0―0の投手戦を演じるまでに成長した。

 さらに一冬越えて、身長185センチ、体重68キロの長身右腕に。直球の最速は131キロながら、磨いてきた武器は光っていた。

 相手打線は上位から下位まで強振してきた。「低く低く」と促す捕手の室木太陽(3年)に応え、序盤はスライダー、終盤はチェンジアップで緩急をつけながら、両コーナーを突いた。許した走者は失策と2四死球によるものだけ。監督と目指してきた投球ができた。

 涙の理由を尋ねると、少し照れくさそうにいった。「最後だと分かっていたので」。山田監督は今年で60歳。定年を迎える。ここまで支えてくれた恩師に捧げる快投だった。

 そんなエースを、監督はねぎらった。「よく丁寧に投げてくれた。これまでやってきた、普段通りの投球でした」。米沢にとって、最高の褒め言葉だ。(小俣勇貴)

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