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豪雨で苦境「でも私たちなら…」 動画投稿した女子マネ

2020年7月23日19時16分

 笑顔で引退できるよう頑張ります――。熊本県城南地区大会第3日の23日、豪雨で学校が浸水した芦北が苦境を乗り越え、プレーした。選手の力になったのは、女子マネジャーが、災害に負けたくないとの思いを込めて発信した動画だ。

 主将の橋本魁翔(かいと)(3年)らが撮った惨状の動画が、きっかけだった。芦北町の学校は校舎の1階、グラウンドが1・5~2メートル浸水。4日、被害は明らかになった。ボールなど部室の道具類は多くがだめになり、水が引いてもグラウンドは泥で埋まっていた。

 動画をもらった女子マネジャーの森村綺華(あやか)(3年)は思った。「ニュースで伝わらないことを全国に発信しないと」。傷んだ道具が散乱する映像を編集し、湧いてくる感情を文字コメントのカットにつづった。

 《でも私たちなら乗り越えられる/神様は乗り越えられない壁は与えない》

 《決して強いチームではありません/それでも仲の良さ元気の良さは熊本1です/芦北高校の今年の言葉/「常笑軍団」/笑顔で引退できるよう頑張ります》

 約40秒にまとめて、SNSに投稿した。

 これを見た選手は心が揺さぶられた。「学校を見たとき心が折れそうになった」という橋本は、「おれたちも前向きにがんばっていく」といった気持ちをLINEで返してくれた。

 反響は広がった。各地の球児、マネジャー、高校生の母親からSNSに応援のコメントが多数寄せられ、「本当にうれしかった」と森村。ボールなど道具の支援が相次ぎ、ある強豪校のOBは、甲子園の土を小瓶に入れて3年生に贈り、元気づけてくれた。

 練習は18日に他校のグラウンドを借りて再開。学校のグラウンドは地元業者の好意で整備が進み、20日に使えるようになった。当初予定が延期になった23日の試合には、選手22人、マネジャー4人の全員が被災後初めて勢ぞろい。八代東に0―8の七回コールドで敗れたが、森村は「やりきったからいいんです。最後までみんな笑顔だったし」と、充実感をにじませた。

 コロナ禍で全国選手権、地方大会が中止になったときも、しおれた選手がいた。そこでも「3年生が落ち込んだらいけない」と主将らと励まし合った。「背中を押してあげるのがマネジャー。尻をたたく? そうですね」と森村は笑い、そして言い添えた。「下を向いたら、何もできないから」(隈部康弘)

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