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大阪)高校野球 7月20日

2020年7月21日03時00分

 令和2年大阪府高校野球大会(府高野連主催、日本高野連・朝日新聞社など後援)は20日、大阪シティ信用金庫スタジアムなどで1回戦5試合があった。東は大教大池田の反撃を振り切り、河南は終盤の加点で狭山を退けた。鳳、泉尾工、星翔はいずれもコールド勝ちで2回戦へ進んだ。21日は1、2回戦計6試合がある。

     ◇

 大教大天王寺のエース高嶋仁暁(ひとき)君(3年)はこの日、立ち上がりに苦しんだ。一回裏、先頭から連打を浴び、4番打者の2点適時打などで4点を失った。

 なおも2死三塁。主将で遊撃手の伴瞭汰(ばんりょうた)君(3年)がマウンドに駆け寄った。

 「切り替えて、気にせず行けよ」

 伴君の言葉を聞き、高嶋君は「最後の大会。思いっきりプレーしよう」と気持ちを楽にした。次打者には思い切って直球勝負を挑んだ。大きな飛球を外野まで運ばれたが、中堅手の山村慶心(けいご)君(3年)が好捕し、ピンチを切り抜けた。

 今年の大教大天王寺の部員たちは、全員が付属中学からの進学者だ。中学には野球部はないため、ほとんどが高校から野球を始めた。

 その中で、伴君は小学生から、高嶋君は中学生からクラブチームでプレーしてきた経験を持つ。伴君は、野球の強豪校で自分を磨くことも考えたが、「チームを作り上げる力を身につけたい」と、大教大天王寺に進むことにした。

 2年前、2人と違って野球経験のないほかの部員たちはキャッチボールもままならず、ボールが顔に当たったり、外野へ飛球が上がればすべてヒットになったりという状況だった。

 だが練習を重ね、チームは急速な成長を見せた。「自然と声も出せるようになり、チームとしてゲームができるようになった」と高嶋君は振り返る。

 昨秋以降の新チームでエースになった高嶋君はプレーで選手を引っ張り、伴君は主将としてチームをまとめた。捕手の福森一輝君(2年)は「2人の先輩は高校から野球を始めた僕たちに、いろいろなことを教えてくれ、サポートしてくれた」と感謝する。

 チームとしても仕上がってきたからこそ、今年に入ってからのコロナ禍での長い休部期間は痛かった。「志半ばで、という思いだった」と伴君。

 この日は四回表、四球を足がかりに、辻下健斗君(2年)の適時打で1点を返したものの、好機にあと一本が出ず、5回コールド負けが決まった。

 ただ、試合後の伴君は充実した表情だった。「こういう形で終わったけれど、最後まで楽しくできた」。高嶋君は「1個下の学年には経験者はいない。しんどいこともあると思うが、僕たちを越えてほしい」と後輩たちにエールを送った。(浅沼愛)

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