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新潟)高校野球 7月18日

2020年7月19日03時00分

 夏の選手権大会中止に伴う県高野連主催の独自大会「県夏季高校野球大会」が18日開幕し、5球場で1回戦9試合が行われた。昨夏の新潟大会で8強の五泉、16強入りした新潟南が初戦を勝利で飾った。19日は2回戦8試合が行われる。

     ◇

 1点を争う緊迫した投手戦。佐渡総合のエース、佐藤璃周(りしゅう)(3年)は、初球から直球をストライクゾーンに投げ込み、テンポ良い投球で、何度も訪れたピンチを切り抜けた。

 味方が3点先取した直後の四回、佐渡に2点を奪われたが、後続の打者を遊ゴロに打ち取り、攻撃を断った。2点を失い逆転された六回は、変化球を織り交ぜて的を絞らせず、追加点を許さなかった。

 佐渡のエース、橋本玲音(れおん)(同)は、中学時代は佐渡市選抜のチームメート。佐藤は当時遊撃手。制球力に優れた橋本の投球を「ピンチの時でも頼れる」と一目置いていた。

 別々の高校に進んだ後、佐藤は1年秋に投手に転向。両校は約8キロしか離れておらず、2人は同じ野球場で一緒に練習を繰り返した。右翼ポールから左翼ポールまで何度も全速力で走った。時にはアドバイスを送り合いお互いを高めた。

 そのかいあって佐藤は、昨春から直球の球速は10キロ以上増した。佐藤は「つらい練習を一緒に乗り越えてきた。橋本から学ぶことも多かった」と振り返る。

 ふだんの夏の新潟大会ならありえなかったであろう佐渡勢同士の初戦。「高め合ってきた仲間。なんとしても勝ちたい相手」と橋本を意識した。

 この日、打者としての橋本を無安打に抑えた。橋本は「中学のころからは想像がつかないほどの手ごわい投手になっていた」と話す。

 だが、チームは5回以降、橋本に無得点に抑え込まれ、初戦敗退となった。

 佐藤はあふれる涙を何度も腕でぬぐった。「自分の力はまだまだ及ばなかった。だけど、ふだんの練習以上の力が出せた」と悔いはない。

 試合後、2人はお互いの投球を笑顔でたたえ合った。(谷瞳兒)

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