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野球部データ班は予測した 「3年生は部をやめない」

2020年7月31日16時15分

 高校野球のプレーヤーは、選手だけではない。様々な形で野球を支えてきた3年生たちもまた、いつもとは違う最後の夏を迎えている。(安藤仙一朗)

 膳所(滋賀)の野球部には、「データ班」がある。

 発足は2017年4月。練習試合をビデオ撮影。スマホのアプリで1球ずつ記録し、打球の方向から、相手投手の牽制(けんせい)球の癖まであぶり出す。

 その存在が注目されたのは、翌18年春。選抜大会に、21世紀枠で59年ぶりの出場を果たした時だ。

 大胆な守備位置に、甲子園の大観衆がざわめいた。遊撃手が二塁ベース後方に。三塁手は遊撃手の定位置に。相手の打球が何度も野手の正面を突き、グラブに吸い込まれた。

 班の3年生は、大会直後の入学だ。それだけに先輩への憧れは強かった。

 しかし、コロナ禍で選手権は中止に。難関大学を志望する選手も多く、独自大会を前に3年生が退部するのではと心配された。

 でも、データ班は「予測」していた。「選手は部をやめない」と。

 予測を裏付ける客観的なデータはない。が、2年あまり選手たちを見てきた班員には自信があった。

 「放課後、急いで練習に向かっていた。練習試合でのガッツや声の大きさもすごい」(筧(かけひ)敢太(かんた)君=3年) 「気持ちを切り替えられる強さが、膳所の野球部の伝統」(樋口真有伽(まゆか)さん=3年)などが根拠だった。

 予測は当たった。

 3年生9人全員、誰一人やめなかった。

 データ班は6月中旬、活動を再開。1年生も、2年ぶりに6人、班に入ってきた。例年に比べデータは少ないが、できる限り分析し選手にLINEで送る。

 軽音楽部を掛け持ちしていた松本優花(ゆうか)さん(3年)は、学園祭ライブが無くなった無念をぶつける。

 「不本意に終わった他の部活のためにも、データ班の活動を最後までしたい」

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