スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

岐阜)6年ぶりに球音、高山の中山公園球場 18日から

2020年7月16日09時00分

 高校野球の県独自大会は大雨の影響で1週間延期となり、18日から県内8球場で熱戦が繰り広げられる。高山市の中山公園野球場では2014年以来、6年ぶりに高校球児が夏のグラウンドに戻ってくる。球場を管理する市体育協会の職員らは「最高のプレーに応えよう」と準備を続ける。

 同協会整備主任の石丸祥康(よしみち)さん(65)は今月1日、グラウンドに砂を入れ、内野のくぼみをとんぼでならしながら、梅雨空を恨めしそうに眺めた。「晴れて芝生が乾かないと伸びた芝や雑草を刈ることができない。いい状態で悔いのないプレーをしてほしい」

 消防士だった石丸さんは定年退職後に同協会へ。自宅の庭には自慢の芝生があり、他の職員2人と野球場のほか、テニスコートや陸上競技場などの管理を担う。

 専門的な知識が必要な芝生の養生は、サッカー場などの整備で知られる飛驒市の園芸会社の助言を受けながら進めてきた。

 外野手の定位置は地面がむき出しで、所々に雑草が根を下ろす。新型コロナウイルスの影響で春以降、グラウンドはほとんど使われなかったため、例年に比べて芝生の状態はよかった。

 独自大会で球場の使用が決まったのは6月中旬。同僚の道田進さん(61)とともに急ピッチで作業を続けてきた。6日から降り続いた雨でグラウンドのコンディションが心配されたが、13日に伸びていた芝を刈り、いい状態になった。

 石丸さんは「大会が1週間延びて何とか間に合った」と胸をなで下ろす。

 この球場では、米大リーグやプロ野球で活躍した野茂英雄さんや古田敦也さんが社会人時代にプレーをしたことがある。

 市体育協会事務局長で県岐阜商野球部OBの荒井孝行さん(67)は1971年の春と夏に遊撃手として甲子園の土を踏んだ。

 荒井さんは「久しぶりに飛驒で高校野球があるのは本当にうれしい。スポーツにはみんなを元気にする力がある」といい、「コロナ禍の中ではあるが、選手には思い出に残るプレーをしてもらいたい」とエールを送る。

 独自大会は原則、無観客で試合が実施される。ケーブルテレビ局のCCN(岐阜市)は毎年、県内のケーブルテレビ局と協力し、六つのチャンネルを使って全試合を放送している。

 メディア推進部の加藤雅裕さんは「打者目線の映像など球場で応援ができないファンに楽しんでもらえる放送を心がけたい」と意気込む。

 中山公園野球場を管轄する飛驒高山ケーブルネットワークは、初めての野球中継になる。中継車を球場に配置。制作スタッフ5人だけでは手が回らず、営業や顧客担当など全社員約30人で臨む。野球経験者も少ないため、名古屋の制作会社が実施するオンライン講習会に参加したり、過去の映像などを参考にしたりして準備を進めている。

 統括マネジャーの小日向一さんは「失敗を許されない。飛驒地区の球児が活躍する姿を県内の高校野球ファンに届けられるよう頑張ります」と話す。(松永佳伸)

関連記事

アクセスランキング

注目動画

一覧へ