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宮城)高校野球 7月14日

2020年7月15日03時00分

 大会4日目の14日は、県内2球場で予定されていた2回戦4試合のうち、3試合が雨の影響で15日に再び順延となった。

 石巻市民であった大崎中央と松島との一戦は、計25安打の打撃戦となった。大崎中央は序盤に遠山の3点本塁打などで8点を先取。その後、打者一巡の猛追などを受けて同点に追いつかれるも、八回表に麦谷の勝ち越し適時三塁打などで突き放して逃げ切った。

 仙台市民の第1試合、仙台東―名取は、三回降雨のためノーゲームとなった。

     ◇

 打席に立った松島の今出川禅斗主将(3年)は、自分を鼓舞していた。「自分が打たなきゃダメだ」「やってやる」「ぜったい逆転する!」

 1点差にまで迫った六回裏、1死三塁。相手エースの速球は150キロ近くだが、組み合わせが決まってから打撃マシンの速度を最大にして対策をとってきた。一打で試合を振り出しに戻せる好機だ。

 初球は見逃し。ボールが2球続いて、空振り。追い込まれてからの5球目。打席の一番後ろに立ち、真ん中低めの直球をすくいあげた。

 打球が中堅手の頭上を越えるのを確認すると、「よっしゃ」と叫んだ。三塁走者が生還して同点。自身も三塁を狙ったが好返球に阻まれた。それでもベンチはお祭り騒ぎだ。仲間たちが出迎える。「よくやった!」と抱きしめられた。

 昨秋の地区大会。内野の守備で悪送球を繰り返し、思い通りに投げられなくなる「イップス」に。精神的なものが要因とされる。

 同級生たちは練習後もノックやキャッチボールに付き合ってくれた。それでも良くならない。「じゃあ外野ならいけるよ」。試合に出られる方法まで考えてくれた。そんな仲間と、少しでも長い夏にしたいと大会に臨んだ。

 だが、序盤に8点差。相手投手に三者凡退が続いて、コールド負けが現実味を帯びていた。先発メンバーの2年生たちは顔をこわばらせだしていた。

 「取り返すぞ」。自分たち3年生が雰囲気を作るしかなかった。凡打でも全力疾走し、きわどければ頭から飛び込んだ。

 四回裏、コンパクトな振りで単打を重ね、5連続安打を含む打者一巡で5点を挙げた。そして、六回にようやく追いついた。

 しかし、八回表に4点を奪われた。遅い変化球を使い始めた相手エースを打ちあぐねたまま、試合終了。

 校歌を聞きながら、悔しさがわいてきた。涙が止まらない。インタビューを受けている最中、試合で使ったボールを審判が渡しに来てくれた。「仲間と粘り強さを見せられた。このボールは宝物にします」(大宮慎次朗)

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