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宮城)高校野球 7月12日、13日

2020年7月14日03時00分

 大会2日目の12日は、予定されていた2回戦8試合のうち5試合が、雨の影響で13日と14日に順延となった。13日には2回戦4試合があり、シード2校が初戦で姿を消した。

 12日には、シードの東北が小熊の3点本塁打などで東北生文大を突き放し、七回コールド勝ち。登米は白石に先制して逃げ切った。東北学院は宮城農に2度逆転する粘り勝ちをみせた。

 翌13日、昨夏4強のシード東北学院榴ケ岡との対戦となった古川学園は、両チーム合わせて22安打の打撃戦を制し、逆転勝ちした。石巻工は着実に点を重ね、七回コールドでシードの白石工を撃破。佐沼は六回コールドで涌谷に勝ち、築館は二回に逆転して古川黎明の追い上げを振り切った。

     ◇

 白石工のエース小野叶夢(とむ)君(3年)は、マウンドから後ろを振り返っていた。チームは初回に2点を先取。だが、その裏の先頭打者に1球もストライクを入れられないまま、四球を出してしまった。抑えたいという気持ちが、球に乗っていない気がした。

 2年生からエースの座をつかんだ。バッテリーを組んだのは前主将の丸子立樹さん。「大丈夫。お前が崩れなければチームも崩れないから」。そんな言葉が支えになってきた。

 思うように球が行かなくても、何点取られても、笑顔だけは貫こう。

 守備につく味方の顔を見渡しながら、「打たせて行く」と切り替えた。最速135キロの直球とスライダーを丁寧に低めに集めた。守備にも助けられ、この回は0点で抑えた。

 6月の練習再開後に右肩を痛めた。投げられるように回復はしたものの、まだ痛みが残る。前日の試合が雨で流れ、緊張が翌日に延びた。そのせいもあってか、二回以降は相手打線に捕まった。球が高めに浮いて、変化球も決まらない。失策も重なり、五回裏までに7点を失った。

 五回を終え、グラウンド整備の合間に、日下(くさか)真一監督に呼び止められた。「行けるのか」。体調を心配しての言葉だった。笑顔で即答した。「まだ行けます」

 最後まで逆転を信じて投げ込んだ。110球を投げきり、さらに2点を失ってコールド負け。だが、四球は初回の一つだけだった。

 試合後、小野君は大粒の涙を流して悔しがった。日下監督は「入学してからずっと、休んで良いと言っても練習に来た。熱心に努力する姿勢が『エース』だった」とねぎらった。(大宮慎次朗)

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