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静岡)独自大会、11日開幕 110校108チーム出場

2020年7月10日09時00分

 夏の甲子園大会と地方大会が新型コロナウイルスの影響で中止されたことを受け開催される県独自の「2020夏季静岡県高校野球大会」(県高校野球連主催、日本高校野球連盟、朝日新聞社など後援)が11日、開幕する。県内110校(108チーム)が熱戦を繰り広げる。

 試合は土、日、祝日に実施され、決勝は8月1日の予定。1試合7イニング制で草薙、浜松、愛鷹など10球場で行われる。感染防止のため原則、無観客試合だが、3年生部員に限り、1人につき2人まで保護者の入場を認める。

 雨天などによる中止は、当日朝、県高野連ホームページ(http://shizuoka別ウインドウで開きます―hbf.com/)に掲載される。

     ◇

 藤枝明誠の3年生にとって甲子園は特別な存在だ。進学を控えた中学3年生の時、先輩たちが創部以来初の甲子園出場をつかんだ。聖地で躍動する姿に憧れて入部したのが村松杏都主将率いる今の3年生23人だ。

 今年の藤枝明誠は、昨夏もメンバー入りした選手が多く、実力は歴代トップクラス。昨秋の県大会では加藤学園を決勝で破って優勝。東海大会でもベスト4まで勝ち上がった。

 東海大会準決勝で敗れた中京大中京(愛知)が明治神宮大会で優勝し、東海地方の選抜大会出場枠が一つ増えた。選ばれたのは、同じ東海大会ベスト4の加藤学園だった。「なんで俺らじゃないんだ……」。県大会決勝で直接勝っている相手だけに悔しさが募った。

 チームはそこから劇的に変わった。なぜ自分たちが選ばれなかったのか。生活や授業態度を一から見つめ直し、あたり前のことをあたり前にできるチームをめざした。「夏こそは必ず甲子園に!」。強い気持ちで練習に取り組んできた。

 しかし、新型コロナウイルスの流行で、夏の甲子園は中止となり、「甲子園で勝つ」という目標は失われた。「夏にかける思いは、どのチームよりも強かった。現実を受け入れられない」。村松主将は話した。

 それでもチームに下を向く選手はいなかった。ミーティングを重ね、もう一度みんなで野球に向き合い、最後まで全力で戦い抜くことを決めた。県独自の大会が開催されることを信じ、2日後からいつも通りの練習に取り組んだ。

 藤枝明誠の練習着の背中には代々受け継がれてきた言葉がある。

 一心

 「一人一人の心を鍛え、鍛えた心を一つにして戦う」。光岡孝監督が就任以来、掲げる言葉だ。村松主将は「大会で優勝し、この世代は藤枝明誠が1番だということを証明したい」。

 今年の藤枝明誠のメンバーは、ブルペン捕手以外、すべて3年生だ。25番はマネジャーの小泉香菜枝さん(3年)がつける。光岡監督は「優勝に少しでも近づくためには、技術よりも気持ちの面が大切」と話す。

 3年生を中心に、2度の挫折を乗り越え、部員全員が新たな目標に再び心を一つにした。

 球児たちの熱い夏が今年も始まる。(和田翔太)

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