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昨秋に入部の3年生コーチへ 小遣い出し合いプレゼント

2020年7月10日17時46分

 山口県高校野球連盟が主催する「やまぐち高校生2020メモリアルカップ夏季高校野球大会」が11日、開幕する。55チームが11~19日、4球場で地区予選を戦い、決勝は8月1日の予定。コロナ禍の今夏、ベンチ入りする選手は25人。支えてきた学生コーチやマネジャーらも新たな決意や期待を胸に大会に臨む。

     ◇

 11日の1回戦に臨む下関工科。学生コーチの中村優希君(3年)の舞台は試合前のシートノックだ。同級生15人から贈られた特注品のバットを携え、最高のノックを打とうと意気込んでいる。

 ノックバットにはチームカラーの紺、金、えんじの3色があしらわれ、「WEED SOUL」の文字がデザインされている。中村君の好きな言葉「雑草魂」に英単語を当てたものだ。

 中村君が野球部に入部したのは昨年10月。中学まで野球部で、当初は高校でも野球を続けるつもりだった。だが、高校入学後の部活体験で練習の厳しさに圧倒された。「苦しくて逃げてしまった」と中村君。入部届は出さず、その後は野球を見るのも避けていた。

 転機は、2年生の秋にあった校内のスポーツ大会。出場したリレーでバトンを落とし、悔し涙を流す中村君の姿が下松誠コーチ(41)の目に留まった。「ここまで何かに打ち込めるのなら」と、学生コーチに誘われた。当時、中村君は「帰宅部」で放課後はアルバイトの日々。何かに打ち込んだ実感もなく、もやもやしていた。覚悟を決め、大会の数日後に奥野茂憲監督(48)に入部を伝えた。

 技術不足は練習量で補った。下松コーチと居残り、フォームを確認しながらノックを打ち続けた。その姿を見ていた山本大輝主将ら同級生15人が、専用のノックバットを贈ろうと小遣いを出し合った。

 バットが贈られたのは6月5日の練習後。15人が半円状に中村君を囲み、「誰がプレゼントを持っているか当ててみて」。2人外した後の3人目。中村君は普段から仲のいい藤村皆伸君を指名した。「残り短いけど、ノックお願いします」と言葉を添えられた。

 「うれしかったけど、気を引き締めなければと感じた。11日は最高のノックをして恩返しがしたい」(高橋豪)

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