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ベンチやスタンドの感染対策を 県高野連が講習会 秋田

2020年6月29日11時00分

 来月9日開幕の「2020秋田県高校野球大会」を前に、秋田市のこまちスタジアムで28日、感染防止対策講習会があった。講師として招かれた県医師会の鈴木明文氏(県立病院機構理事長)が球場内のベンチやスタンドなどを回り、県高校野球連盟や県野球協会審判部の役員らに、具体的な対応について指導した。

 県高野連は大会実施に向け県医師会に感染防止指導を依頼。同会から派遣された県新型コロナウイルス感染症対策協議会委員でもある鈴木氏と、県医師会救急災害医療対策委員会の長谷川傑氏(市立秋田総合病院)が具体策を検討してきた。

 感染制御医の資格ももつ鈴木氏は今大会の基本的な考え方として、選手だけでなく球場に出入りする人すべてが試合の2週間前から行動歴と日々の健康状態を記録し、異常がないことを確認しておくことが前提となると強調した。

 試合中に選手らが待機するベンチでの注意点については、飛沫(ひまつ)や接触での感染を防ぐため、顔についた汗は手ではなく、選手各自のタオルで拭うことや、飲用水の飲み回しの禁止を指示。ドア付近に扇風機を置き、換気をよくするよう助言した。その上で2週間前からの行動歴に異常がなければ、グラウンドやベンチでの選手らのマスク着用は不要とした。

 講習会には、県野球協会審判部の進藤文勝部長ら役員計4人も出席。鈴木氏は実際にグラウンドに出て、審判員と一緒に捕手との距離を確認した。球審のマスク着用については「その日の天候や風向き次第では必ずしも着ける必要はないのでは」とアドバイス。審判部はこの判断を踏まえ、大会中は、球場責任者が天候などをみて球審のマスクの必要性を判断し、マスクを着ける場合も、熱中症予防として例年より水分補給の回数を増やす予定という。

 スタンドでの注意点としては、感染対策と熱中症予防にどう折り合いをつけるかが課題となる。今大会は無観客だが、部員や保護者の入場は認められる。鈴木氏は「熱中症の警報が出たら、マスクを外して水分補給をし、静かな声で応援するようアナウンスを流してはどうか」と提案。席は前後左右に1席間隔を空けるよう勧めた。マスクを着けていれば、大声で応援しても問題はないという。

 このほか、各出入り口には消毒液を置いて手指の消毒を徹底することや、屋内ではマスクの着用を原則とすることを確認。ベンチから選手らを撮影する報道関係者に対しても、互いに少なくとも1メートル以上の間隔を空けるよう要請した。

 鈴木氏は「感染症は、100%かからないという保証はできないもの。グラウンドでのプレーは制約させたくないので、屋内に入ったら感染制御にご協力いただきたい」と呼びかけた。

 県高野連の尾形徳昭会長は「ご教示いただいたことを念頭に置きながら、大会開始まで対策を練って、選手らの『安心安全』を最優先にしたい」と話した。

 大会ではこまちスタジアムのほか、4球場が会場となる。県高野連は今回の講習会や日本高野連、県教育委員会の指針などを踏まえ、開幕までに独自の感染防止ガイドラインを作成する方針。(高橋杏璃)

 ■鈴木氏が助言した対策の主なポイント

・選手や部員、大会関係者、保護者らはすべて2週間前から行動確認

・ボールを持った手で目や鼻、口を触らない

・スタンドでは前後左右に2メートル以上の間隔を空ければ、マスクなしで可

・出入り口に消毒液を置き、手指消毒を徹底

・飲用水の飲み回しやタオルの共用は禁止

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