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宮城)67チーム対戦相手決まる 高校野球独自大会

2020年6月27日11時00分

 夏の甲子園中止に伴う7月の独自大会「令和2年東北地区高校野球宮城大会」(県高野連主催)の組み合わせ抽選会が26日、名取市文化会館であり、71校67チームの対戦相手がそれぞれ決まった。優勝校は8月9日から石巻市民球場(石巻市)で始まる東北大会に出場する。

 新型コロナウイルス対策として、今回は各チームの主将ではなく、野球部の顧問たちがくじを引いた。

 春の大会が中止だったため、昨秋の8強がシード校となった。4強入りした仙台育英、仙台商、仙台城南、古川工は、四つの各ブロックに分かれた。

 仙台育英のブロックは混戦模様だ。仙台育英は140キロ超えの投手を複数抱え、ドラフト候補の強打者入江大樹君(3年)も擁する。シードの東北学院榴ケ岡は強豪の古川学園と初戦であたる。昨夏8強の聖和学園は昨秋16強の仙台三との対戦だ。

 昨秋準優勝の仙台商は、小技を絡めた試合運びに定評がある。昨夏準優勝の東北と2年連続8強入りの東北生文大の初戦は激戦必至の見込みだ。

 仙台城南は昨秋の東北大会に初出場して4強入りした。同じブロックにいる大崎中央のエース氏家蓮君(3年)も注目だ。6月の練習再開後に最速151キロを記録した。

 古川工のブロックでは、140キロ投手の二枚看板を抱える仙台一が光る。

 決勝は8月1日、楽天生命パーク宮城(仙台市)である。抽選会後、丹野高雄会長は「甲子園にはつながらないが、お世話になった人に感謝を届けられるような全力プレーを見せてほしい」と話した。

     ◇

 7月に迫った独自大会は、甲子園を失った3年生のための活躍の場なのか、それとも勝ち抜くべき目標か。なかには、すでに部活を引退して新たな進路へと歩み出した部員もいる。大会の意味を見つめ直しながら、各チームが模索を続けている。

 部員100人以上を抱える仙台育英や東陵などは、3年生中心で大会に臨もうと考えている。

 東陵の千葉亮輔監督は、2カ月ぶりに練習を再開した1日、39人いる3年生が泥だらけになりながらボールを追いかける姿に胸を打たれたという。「彼らのための大会にしようと思った」。方向性を決めた理由をこう語る。

 一方で、勝つためのメンバー選びを決めたのは、石巻工だ。利根川直弥監督は「時間を失ったのは3年生だけじゃない。例年通りメンバー争いをする」と明言する。昨秋の大会では東部地区で優勝した実績がある。和田恵佑主将(3年)も「やるからには、勝つために試合したい」と意気込んでいる。

 昨夏4強の柴田や県内屈指の進学校仙台二でも、同じ方針だという。

 シードの仙台一では、3年生20人の間でも意見が割れている。学業との両立を考えてすでに引退した部員もいる。主力投手の奥山虎太郎君(3年)は「勝つことが一番チームが喜ぶことだと思っていたが、そうとは言い切れない状況だ」と胸の内を明かす。みんなが納得できる結論を出せるのか。今はミーティングを重ねて意見を出し合っているという。(大宮慎次朗)

     ◇

 初戦で優勝候補の仙台育英とあたる塩釜。寺沢滉太主将(3年)は「応援してくれる人のためにも、少しでも粘って、絶対勝ってやる」と意気込む。

 夏の大会中止で人一倍落ち込み、引退が頭をよぎった。支えてくれたのは、休校中も自主的にキャッチボールに集まる前向きな仲間たちだという。

 練習前のミーティングで、百々(どうどう)智之監督(41)は「こんなロマンはない」と部員を奮い立たせた。140キロを超す仙台育英の投手陣の対策として、投球マシンで速球に目を慣らす練習も開始。寺沢君は「試合ではまず一本出して、チームの雰囲気を上げたい」と話した。

     ◇

 昨秋の県大会で4強入りした古川工の小野恋葵(れんあ)主将(3年)は「初戦がどんな相手でも、県1位の目標に向かって戦うことは同じ」と気を引き締める。

 甲子園の中止で3年生7人の中には「もう辞めようか」と漏らす人もいたが、独自大会開催が決まって、「最後くらい全員でやりきろう」と団結した。この日、昼休みに野球部の数人が集まって、スマホで組み合わせを確認した。「大会が始まるんだ、という実感がわいてきた」

 昨秋に逃した東北大会出場を目指す。相沢貴裕監督(48)も「上を見ないで一つひとつ丁寧に戦いたい」と話す。

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