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八戸学院光星、3年生はみんな泣いた 切り替えて夏へ

2020年6月14日16時45分

 太平洋からの風が吹くグラウンドには、いつもの光景が広がっていた。甲高い金属音に、拍手と歓声。6月7日、八戸学院光星は弘前東との練習試合に臨んだ。二回、5番の森下和貴(3年)が左翼へ特大の本塁打。「高校生活で2本目なんです」とはにかんだ。

 新型コロナウイルスの感染者が少ない青森県は、5月20日から練習試合が解禁になった。感染拡大防止の観点から、まだ県外には遠征できないため、相手は県内チーム。普段は夏の大会前には対戦しない同じ八戸市内のライバル、八戸工大一とは、もう2度も顔を合わせた。

 本気で甲子園を目指す球児たちが、光星には全国各地から集まってくる。夏の全国選手権大会中止が決まったときは21人の3年生、みんなが泣いた。「監督さんが、『きょうだけは泣いていい』っておっしゃって。泣きながら練習したり、寮に帰って、風呂で泣いたりしている部員もいました」と東京出身の中沢英明主将(3年)は明かす。

 中沢主将自身、甲子園には人一倍あこがれがあった。幼い頃は毎年夏、父親と一緒に車で兵庫県西宮市まで行って観戦するのが恒例行事。昨春の選抜大会は控えの捕手でベンチ入りした。走者が出たら代打、と指示があった九回は、走者が出ないまま試合終了。今度こそ、あの打席にとの一念で厳しい練習に耐えたが、コロナ禍に阻まれた。

 青森県高野連は7月14日から独自大会を開く。「よう言うんです。絶妙なバントをされて、どこにも投げられへん。そんなどうしようもないときに、何言うねん。『切り替えよう』やろ、と。いつまでも甲子園を追いかけてもあかん。でも、もっと野球はうまくなれる。もっと野球を好きになれる」と仲井宗基監督。3年生21人で夏の青森「3連覇」をつかみにいく。(山下弘展)

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