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大分)球児「最後の夏」に知恵絞る 県独自大会が決定

2020年6月4日09時00分

 出場選手の増員、チーム関係者のみでの「無観客」試合、開会式は中止。新型コロナウイルスの影響で中止となった第102回全国高校野球選手権大分大会に代わる大分県高野連独自の大会が開催されることになった。感染防止と球児への配慮の両立をはかり、知恵を絞って3年生「最後の夏」の実現をめざす。

 大会名は「2020大分県高等学校野球大会」(県高野連主催、県教委、日本高野連、朝日新聞社後援)で、日程は7月14~31日。選手の練習不足に配慮して予定より約1週間、開幕を遅らせた。会場は例年通り別大興産スタジアム。学校として参加するかどうかの判断は各校の校長にゆだねる。参加にあたっては、選手・保護者名の同意書も提出してもらう。

 今月24日にある抽選会は、例年のように各校の主将は集めず、部長がくじを引く。シード校は①明豊②大分商、大分③大分工、大分舞鶴となる見込みだ。開会式はなく、開幕試合前に2番くじを引いた高校の主将が選手宣誓をする。

 選手権大会と大きく異なるのは出場選手数。例年どおりの20人を固定メンバーとしたうえで、試合ごとに変更できる5人を加え、計25人で戦う予定。練習不足によるけがや熱中症を避けるほか、春以降、公式戦がなかった3年生たちに、少しでも多くの出場機会を与える狙いがある。

 これによりベンチが「密」になるのを避けるため、同時にベンチに入れる人数は監督や部長を含め最大15人と規定。残りのメンバーはスタンドに設けるサブベンチで待機する。

 試合中の円陣やハイタッチも自粛。試合後、球場そばで恒例化しているミーティングやセレモニーも控えてもらい、チームは速やかに学校などに帰る。試合ごとの間隔も空けて、対戦する2校が前後に試合する学校と重ならないようにし、試合ごとにベンチやロッカールームを消毒する。

 スタンドの風景も変わる。入場できるのは、対戦するチームの部員と家族(祖父母、両親、兄弟など)のみで、原則無観客。3メートルほどの間隔を空けて座ってもらう。太鼓やメガホンの使用を禁じたうえで、声による応援は認めるという。

 例年屋内だった審判委員や報道陣の待機・業務スペースも、屋外のバックネット裏に移す。

 3日にあった記者会見で、県高野連の佐藤直樹理事長は「(大会直前や開催中に)県内に緊急事態宣言が出た場合や、大会が感染を拡大させたと思われる事態が起きれば、中止する」と険しい表情をのぞかせた。「選手には1年間の総決算として真剣勝負をしてほしい。状況を見極めながら準備を進めていきたい」

 奥田宏会長は「大会を安全に遂行できるように全力を尽くす。選手たちには、ひたむきであきらめないプレーを期待したい」と語った。(寿柳聡)

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