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広島)名将 名残の球音 広島新庄の迫田守昭監督退任

2020年4月5日09時30分

 広島新庄高校野球部を率いた迫田守昭さん(74)が、3月末で監督を退いた。広島新庄は今春の選抜大会に出場を決めていたが、新型コロナウイルス感染拡大により中止に。名将は4日、スーツ姿で教え子たちが待つグラウンドを訪れた。

 「敵は多いけども、間違いなくおまえらは甲子園に出れる。こっからは新監督のもとしっかり頑張っとくれ」。4日、北広島町の同校グラウンドで練習を再開した部員たちを激励し、退任を告げた。

 2006年秋ごろ、知人を通じて当時の校長から指導を依頼された。1年生大会の試合を見た印象は「大したチームじゃないなあ」。しかし校長からの熱烈なアプローチがあり、コーチを経て07年秋から監督に就いた。

 実戦形式の練習では、防具を着けて捕手の後ろに立ち、声を張った。14年春の選抜大会で同校初の甲子園出場を果たすと、15年夏、16年夏にも甲子園へ。監督就任時に20人ほどだった部員は4倍近くに増えた。

 4日、部員たちを前に、こう振り返った。

 今のチームが発足したときは「どうやって戦ったらええんかな」と感じたと吐露。しかし、「一戦ごとに見違えるようなチームになった。こんなチーム初めてや。非常にすばらしい力があった」。

 その言葉通り、昨秋の県大会では5試合中2試合で延長戦を制し優勝。中国地区大会の準決勝では倉敷商(岡山)と延長十一回の接戦を繰り広げた。

 選抜大会は中止となったが、「何か心に残るものを用意したい」と思案。入場行進のプラカードに校名を書いた愛媛県の高校の書道部に連絡し、改めて「広島新庄」と書いてもらい、部に贈った。

 主将の下志音君(3年)は1日に学生コーチの飛谷陸広(たかひろ)君(同)からの電話で知った。「急だったので今でも信じられない。尊敬していた。いろんなことを教えてもらった。恩返しに、最後の夏に甲子園に行きたい」

 指導者としての出発は社会人野球。高校生を指導するつもりはなかったというが、今では「生活の全て。これからどうしよう」と笑った。

 あいさつを終えると、3週間ぶりに球音が響いたグラウンドを名残惜しそうに見つめた。(成田愛恵)

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