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巨人に入団した前橋商エース 実は捕手も「プロ」になる

2020年3月23日14時29分

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 2日にあった前橋商の卒業式。エースだった井上温大(はると)君(18)を野球部の仲間が囲んだ。プロ野球・巨人に入団した同期のスター。正捕手だった西岡龍二君(18)もその輪にいた。

 捕手の守備位置は6歳上の兄譲り。地元の伊勢崎から前橋商に進んだのも、兄がプレーしたからだ。

 高校入学後はケガに悩み、満足にプレーできたのは1年半未満。高校2年で新チームになった当初、井上君にスライダーを要求しても首を振られた。「『お前に取れるのか』と思われていた」。低めの球を受け止める練習を重ね、信頼を深めた。

 昨夏、前橋商は井上君が好投を続け、群馬大会で接戦を次々勝ち抜いた。西岡君は準決勝の関東学園大付戦で適時三塁打を放って勝利に貢献。直前に「三振を怖がらずどっしり構えろ」と兄にアドバイスされた成果だった。決勝の前橋育英戦はネットすれすれの邪飛に飛びつく好捕を見せてエースを助けたが、0―3で敗れた。「相手とは点数以上に差があった」と振り返る。「高校野球生活は満足です。甲子園に行ければ、もっと良かったですけど」

 井上君は「キャッチボールでも、西岡には投げやすかった。リードも良かった」と感謝する。

 引退後も、井上君に頼まれればグラウンドに出てボールを受けた。西岡君は「井上は少し人見知り。周りの選手に聞きたいことを聞いて、あせらずエースを目指してほしい」。憧れの小林誠司捕手(巨人)とのバッテリーも見てみたいという。

 西岡君は今春から県内の自動車製造工場で働く。決め手は企業見学の際の担当者の言葉だった。「みなさんにはプロになってもらいます」。工場内で一つの工程を極めるためだという。西岡君は「プロ野球選手になるやつが目の前にいた。プロという言葉は意識してしまう」。

 硬式のクラブチームや草野球チームで野球を続けるつもりだ。「野球も仕事も、質の高いことができる大人になりたい」(山崎輝史)

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