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高校生バッテリー、そろってプロに オフのバイトも覚悟

2020年3月24日16時30分

 「挑戦するなら今しかない。この機会を逃したら、もう声はかからない」。そう腹をくくり、バッテリーがそろって「プロ野球選手」として新たなスタートを切る。渋川青翠(群馬県渋川市)のエースだった宮下侑(あつむ)君(18)と正捕手だった根岸綾世君(18)。独立リーグのBCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスに入団した。

 高校1年からバッテリーを組んだ2人。「宮下の球は自分が一番よく知っている」と根岸君。宮下君は「一番安心できる相手」と信頼を寄せる。左腕の宮下君は身長165センチと小柄ながら、体をひねって投げる独特なフォームと制球力が武器だ。2年秋の県大会でチームを初の4強に導き、昨夏の群馬大会3回戦で前橋育英と対戦。最終回に1点差に迫り、2―3で惜敗したが、4連覇を決めた王者を苦しめた。根岸君は主将、捕手としてチームを支えた。

 野球は高校で一区切りと2人は考えていた。夏の大会が終わって就職の準備を進めていた矢先、ペガサスからオファーがあった。

 待っているのは厳しい世界だ。リーグの規定で月給は10万~40万円。無給となるシーズンオフには多くの選手がアルバイトで稼ぐ。将来の保証もない。

 野球か、就職か。悩んだが、高いレベルで野球を続けたい気持ちが芽生えた。「一緒に野球をやろう」と互いの意思は固まった。家族も「悔いがないように」と背中を押してくれた。

 根岸君はいま、外野手の練習に取り組む。思うように投げられない「イップス」を治すためだ。高校1年のある試合で暴投し、逆転負けした経験が尾を引いた。重圧がかかる場面で無意識に腕が縮こまってしまう。隠してきたが、入団を機に思い切って捕手を離れることにした。でも捕手をあきらめたわけではない。

 チームは3月から本格的に始動。周りは一回りも二回りも体が大きい先輩ばかり。プロの飛距離や球速に圧倒される。不安もたくさんある。けれど2人は前を向く。「ペガサスでもう一回バッテリーを組もう。練習しかないな」(森岡航平)

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