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TV会議アプリ・ライン… 休校中の球児、ネットに活路

2020年3月16日13時00分

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国が全国一斉の休校要請を出してから2週間になる。選抜大会が中止になった高校野球では、対策を講じたうえで練習をしている学校もあるが、大半は練習再開の見通しが立たない。しかし、ネットに活路を見いだす学校もある。

 神奈川県の立花学園は、2月29日から部活動が停止になった。それ以降、志賀正啓監督(33)と吉田大育コーチ(27)が打撃、投球の技術的解説や、練習、試合での心構えに関する1分から5分程度の短い動画を撮影。平日は1日2本のペースで部員たちに配信している。

 立花学園では、2年前から日々の体調や練習内容などを記録できるアプリを導入し、部員とのコミュニケーションに活用してきた。動画配信も、このアプリを使っている。「こんな状態になってしまいましたが、完全に自主練習させるより、ある程度、こちらで何か発信して、選手が取り組む形を作りたかった」と志賀監督は狙いを説明する。

 テレビ会議などに使われるアプリ「Zoom」を用いてミーティングを開いている福岡県立城南高校。3月2日から休校になり、春の県大会も中止になった。中野雄斗監督(29)は「夏に向けてチームの方針を固めようと思いました」。まず中野監督、藤上侑亮部長(33)と学年ごとに任命しているキャプテン、副キャプテンが話し合い、次に部員たち同士も「Zoom」を通じて意見をぶつけ合った。LINE(ライン)のアンケート機能を使い、野球のルールをクイズ形式で学ぶ試みも始めた。

 もちろん、グラウンドで力いっぱい練習できるのがベストだ。一方で、オンラインならではの利点もある。立花学園の志賀監督は「繰り返して見る、聞く、というのは大事」。グラウンドでの指導では、監督に遠慮して部員たちは理解していなくても「はい」と答えがちだが、動画なら自分が納得できるまで見直せる。

 大阪府立旭高校の小林豊監督(27)も、休校中は部員たちにLINEのオープンチャット機能を使ってバットスイングやシャドーピッチングの動画をあげるように指示。確認してアドバイスを送る。「動画だと、スローモーションにして確認できるし、他の部員との比較もしやすい」と話す。

 たとえグラウンドに集まれなくても、手元にあるスマートフォンやタブレットを使って工夫し、できることをする。共通しているのは、「ピンチこそチャンス」の意識だ。立花学園の志賀監督は力を込める。「今練習しているチームは別として、こんな状況でも、新しいことを生み出して一気に伸びるチームと、ついていけないチームで差が生まれると踏んでいます。勝ち上がるチャンスですよね。部員たちも自主的に取り組むか、しないかで二極化が進むと思います」(山下弘展)

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