スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

島根)センバツ中止決定に、肩落とす平田の選手

2020年3月12日09時30分

シェア

 いったんは無観客での開催に向けて準備が進められた第92回選抜高校野球大会は11日、中止に決まった。21世紀枠で春夏通じて初めての出場が決まっていた平田高校(出雲市)の選手らは肩を落とし、無念さをにじませた。

 「どんな形ででも甲子園でやらせてあげたかった。決まったことには従うしかないが残念というしかない」。坂根昌宏校長は夢の舞台が遠ざかったことに落胆の表情を浮かべた。「代表校に選ばれた事実には変わりはない。実力がついたと自信をもって夏にがんばってほしい」と選手をおもんぱかった。

 全国大会を控えるという理由で野球部はこの日も午後5時から練習に励んだ。午後6時過ぎ、植田悟監督から「(新型コロナの影響で)当たり前のことが当たり前でない状況になっている。一人ひとりがこういう困難を乗り越えて、また夏に向かってがんばろう」と中止決定を伝えられた選手。終始、硬い表情だった。

 保科陽太主将(2年)は取材に「とても残念な気持ちだが仕方ない。もう一度甲子園の舞台に立てるよう頑張りたい」。高橋大樹選手(同)は「ぼくらの安全も考えてくれた末の中止と思う。甲子園への道という目標がまだ続いている」。黒田泰司選手(同)は「残念だが、マイナスに思わず、夏に実力で代表になれるようがんばる」と前を向いた。

 同校の生徒の多くが利用する一畑電車の雲州平田駅前にある飲食店のストロベリーカフェ。出雲商の元エースの荒木孝治店長は「球児はかわいそうと思うが、(コロナ禍の)状況を考えると致し方ないかもしれない。試練と思ってがんばればいい。戦力的には十分に夏の代表を狙えると思う」と球児を励ました。

 また平田OBで卓球部だったという公務員の男性(50)は「一度(開催が)決まっただけにいたたまれない気持ち。(振り回されて)選手がかわいそうと思う」と顔を曇らせた。その後で「でも、代表校となったことは歴史的に変わらない。これを自信にしてこれからもっともっと練習して強くなってほしい」と話した。市内の会社員の女性も「まだ夏がある。めげずに練習に励んでもっと強くなって」とエールを送った。(杉山高志、清水優志)

 選抜大会の中止を受け、出雲市の長岡秀人市長は「選抜に選ばれたという事実は歴史に刻まれる。夏の甲子園出場に向けて新たなスタートを切ってほしい」。丸山達也知事は「主催者は苦渋の決断をされたものと理解している。夏の大会に向けて、一層の奮闘を期待します」と、それぞれコメントを出した。

話題の記事

スポーツブルアプリアイコン