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「今後、甲子園の土を踏ませたい」センバツ中止の舞台裏

2020年3月11日20時35分

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本高校野球連盟と毎日新聞社は11日、第92回選抜高校野球大会の開催中止を決定した。会見での主なやりとりは以下の通り。

 丸山・毎日新聞社社長 臨時運営委員会でさまざまな角度から慎重に協議した結果、今大会は中止せざるをえないとの結論に達した。1週間たった今も感染をめぐる状況はなお予断を許さず、選手たちが安心して甲子園でプレーできる環境を現段階で担保できないのがその理由。

 また多くの学校が練習や練習試合の中止を余儀なくされるなど、大会に向けた準備が十分とは言えず、選手のケガも懸念されることから、苦渋の決断となった。甲子園出場の夢をつかんだ選手の心情を考えると、中止の決定はまさに断腸の思い。主催者として申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 八田・日本高野連会長 苦渋の決断をした。この1週間、感染防止対策に万全を期し、医療関係の専門家などから助言を得て、特に感染拡大等に細心の注意を払って情報を集めてきた。しかし選手の健康、安全が第一。これを最大限重視し、中止と判断した。

――きょう決断した理由は

 八田 出場選手の健康、国内の感染状況、そして出場校の状況の三つを勘案した。(判断を)延ばしても感染状況がどうなるかわからない。もう一度保留をすれば、選手は不安定な気持ちで練習を続ける。きょうが最後の決断の日だと考えた。

――安全確保ができないという意味か

 八田 感染対策に対しては不眠不休でかなりいいものができあがったが、大阪と兵庫で感染者がかなり増えている。この対策で大丈夫なのか、少し不安が出た。そして、感染者が出た場合の対策をすればいいか専門家にも聞いたが、100%のものをつくるのは難しいと決断した。

――出場校への救済措置は

 八田 何らかの形で甲子園に来て頂けたら、あるいは甲子園の土を踏ませてあげたい。

 丸山 落ち着いた段階で何ができるか、出場校の要望も聞きながら考えたい。

――この1週間、開催に向けて努力したと思うが、具体的な対策は

 丸山 例えば選手のみなさんが試合の時は1日3枚くらいマスクが必要だろうと計算して、必要量を用意した。消毒液も少なくとも甲子園球場に来てからのものは、球場の力も借りて必要量を準備した。そのほかにいつもは出場校がそれぞれ用意する送迎バスも、今回は大会本部が手配し、宿舎に関してもなるべく個室で、ビュッフェスタイルを避けるなどリスク回避を考えた。

――他のスポーツが中止となったことも影響したか

 丸山 高校野球は特別なのかなど、色々な意見をいただいた。ほかの団体が何をしようというのは別として、できる限りのことをやろうという共通認識を持って、無観客での試合の準備を進めた。

 八田 高野連独自の判断で中止を決めた。ほかの団体がどうとかいうのはひとつもない。

――関西で感染者が増えたのが判断の大きな理由になったか

 八田 宿舎がある大阪と兵庫で格段に感染者数が増えた。その影響は非常に大きかった。

――判断のタイミングが遅かったのではないか

 丸山 遅かったという批判はあると思うが、我々としては3月4日の時点で最善の努力を尽くしていない。この段階で判断しても、中止で同じ結論だったかもしれないが、きちんとやるべきことをやって示さないと、これまで頑張ってきた選手に説明責任を果たせないと思った。

――2日前に東京で日本野球機構とJリーグの対策会議に出席した

 小倉・日本高野連事務局長 日本野球機構の説明の中で非常に参考になる部分があった。選手の健康管理も含めて、その家族や周辺にも気をつけておかないといけないという専門家の見解があった。

 丸山 それ以外にも、感染症の専門家に意見を伺って、参考にして総合的に判断した。(政府の)専門家対策委員会が最初の1、2週間が正念場というのでスタートして、その期間が終わって引き続き警戒が必要と言われたことは、今回の決断にあたって大きな材料になった。

――専門家からは難しいという助言だったのか

 丸山 総じていいますとこれだと万全とはいえない。総合的にまだ十分ではないと判断しました。

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