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序盤で消える有力校…高校野球、激戦の大阪で「大転換」

2020年2月22日20時43分

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 激戦区・大阪の夏が変わる。甲子園につながる地方大会でシード制を導入すると、大阪府高校野球連盟が22日、発表したのだ。これで全国で49あるすべての地方大会で、シード制が採用されることになった。今夏で102回を数える全国高校野球選手権。府高野連が「大転換点」と認めるシード制導入に踏み切ったのは、なぜか――。

 全国選手権の優勝回数が47都道府県でトップの14回を誇る大阪勢。これまで代表校を決める大阪大会では、序盤に有力校同士がぶつかることもあった。2015年、今では5度の全国制覇を誇る大阪桐蔭と、19年夏に全国王者となる履正社が、初戦の2回戦で対戦。大阪桐蔭が勝利した好カードに、舞洲球場(現大阪シティ信用金庫スタジアム)には長蛇の列ができた。甲子園で上位を狙えるチームが初戦で姿を消す――。大阪を勝ち上がる難しさを象徴するゲームでもあった。

 「教育の一環で、すべて公平というのが大阪の考え方だった」。府高野連の伊原登専務理事はノーシードを維持してきた理由を、こう語る。一方で、「危険防止や健康管理をいっそう進めることは喫緊の課題」とも。猛暑による体調不良や試合中の事故を防ぐため、実力差が大きいチームの対戦を回避させるシード制の導入案が浮上した。

 「気温や部員数のばらつきによる技量の差など、大阪の高校野球の環境は10年前、20年前と大きく変わってきている」と、伊原専務理事。174チームが参加した昨夏の大阪大会では、2回戦で59―0(5回コールド)と、記録的な大差がつく試合もあった。近年実施した加盟校へのアンケートでは、シード制導入を求める声が多くあがっていたという。

 新設されるシード権は、春季近畿地区大会大阪府予選で16強入りしたチームに与えられる。大阪大会では、シード校はいずれも2回戦からの登場となり、3回戦までシード校同士は対戦しない。

 甲子園出場まで最大8試合を勝ち抜かなければならない大阪。伊原専務理事は、「甲子園に行くチームのためのシード制ではない。これで(事故が)ゼロになる保証はないが、少しでも安全を確保できるように」と語った。(辻健治、小俣勇貴)

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