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「超高校級」の2人、焦らず太く活躍を 奥川と佐々木

2020年1月31日13時20分

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 ヤクルトのドラフト1位新人、奥川恭伸(やすのぶ)は右ひじの炎症のため、春季キャンプを2軍でスタートする。高津臣吾新監督はキャンプ途中で1軍に呼ぶ考えがないと明かしている。18歳のはやる心をおもんぱかった適切な判断だと思う。

 昨年、私は高校野球を担当した。夏の全国選手権岩手大会では、ロッテに入団した大船渡高の佐々木朗希(ろうき)を追った。打者を圧するかのような佐々木の本気の投球には度肝を抜かれた。決勝は投げずに敗れた。大船渡高の国保(こくぼ)陽平監督は「3年間で一番故障する可能性が高いと思った」と説明した。この登板回避は大きな議論を呼んだ。

 同じ夏、石川・星稜高の奥川は4季連続となる甲子園出場を決めた。3回戦では23三振を奪い、延長14回を1失点完投。翌日の準々決勝は温存されたが、準決勝、決勝は先発した。影響は残った。8月末からのU18(18歳以下)ワールドカップは疲れを考慮され、登板1試合にとどまった。

 「無事、これ名馬。とにかく丈夫で長く、ですね」。大リーグ・ドジャースなどでプレーし、今季からヤクルトの投手コーチに就いた斎藤隆さんは、少年野球の指導者が対象のセミナーで奥川の育成方針を問われ、こう答えた。

 「超高校級」などと呼ばれる大型新人はこれまでもいた。ただ、奥川と佐々木ほど投球過多や連投への視線が厳しくなるなかで高校時代を過ごした選手も珍しいだろう。焦らず、太く育って欲しい。そんな歩みから、子どもや指導者に伝えられることもあるはずだ。(ヤクルト担当・竹田竜世)

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