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福島)磐城に吉報、歓喜と祝福

2020年1月25日11時00分

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 磐城が第92回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の21世紀枠に選ばれた。台風19号で甚大な被害を受けたいわき市に届いた吉報。部員たちは古豪復活への決意を新たにし、地元からは喜びの声があがった。磐城の甲子園出場は春夏通算10回目で、春は1974年以来46年ぶり。

 「よっしゃあ!」。阿部武彦校長からセンバツ出場校に選出されたことを告げられ、グラウンドに選手たちの声が響いた。見守っていた生徒や保護者らからも大きな拍手と歓声が巻き起こった。

 主将の岩間涼星君(2年)は「小学校からの夢がかない、うれしいの一言です」と笑顔。「スーパースターはいないけど、結束したチーム。全員野球で相手にぶつかっていきたい」

 木村保監督(49)は、秋季東北地区大会や被災後に部員たちが取り組んだボランティア活動を振り返り、「ひと皮もふた皮もむけて頼もしくなった」と涙で声をつまらせた。「甲子園の舞台で偉大な先輩を超えるべくチャレンジしていきたい」と語った。

 ボランティア先のグループホームを運営するいわき福音協会の高木郁夫さん(58)は「泥出しや片付けを一生懸命やってくれたあの子たちが甲子園で活躍すると思うと、本当にうれしい」。清水敏男市長は「台風被害に見舞われた市民に勇気と元気を与えてくれる非常にうれしいニュース」とコメントした。

 県内からの21世紀枠でのセンバツ出場は、2001年の安積、13年のいわき海星に次いで3校目。

 昨年10月の岩手県での東北大会で、磐城の部員たちは11日の初戦突破後、いわき市に戻った。そして台風の豪雨に見舞われた。

 エース沖政宗投手(2年)は市内の祖父母の家に避難した。高台の自宅に戻ってみると、家は浸水していなかったが、周辺は「ひざまで冠水していた」と振り返る。

 岩手に戻る13日、市内の道路があちこちで冠水していたため、午前8時に学校に集まるはずの部員たちがそろったのは午後1時すぎ。バスの窓からは様変わりした街並みが見えた。

 「ちゃんと見ろ。目に焼き付けていこう」。木村保監督は部員たちに言い聞かせ、チームは勝利を誓った。翌14日の2回戦で逆転勝ちし、46年ぶりの8強入りを果たした。

 自宅が断水したという今野颯良(そら)君(1年)は「大震災の直後を思い出した。災害で何度も被害を受けた地元のためにも、甲子園で勝ちたい」と話す。(飯島啓史)

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