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大谷翔平を甲子園に連れて行った左腕、大リーグ挑戦

2020年1月10日12時15分

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 大谷翔平(エンゼルス)を甲子園に連れて行った左腕が、米球界に挑戦する。小原大樹、25歳。社会人野球の日本製紙石巻を昨年末で退社し、8日に米国へ向かった。安定した生活を捨ててまでの挑戦を後押ししたのは、旧友の姿や恩師の言葉だった。

 「やれるだけやってきます」と言って、小原は米国行きの飛行機に乗った。1、2月に米球団のテストやトライアウトを受ける。独立リーグやメキシコリーグも選択肢にあるが、目指すのは大谷が活躍するメジャーリーグだ。今回の挑戦を野球人生の集大成と位置づけている。

 岩手県滝沢市出身。2009年春の甲子園で菊池雄星(マリナーズ)を擁する花巻東高が準優勝するのを見て、「行くしかない」と同校へ進学。そこで同級生として出会ったのが大谷だった。

 圧倒的な素質を持つ大谷だったが、ケガもあり、投手をできない時期が長かった。小原は2年夏の岩手大会決勝で完封。秋の県大会、東北大会でも主戦として投げ、夏春連続の甲子園出場へと導いた。

 慶大を経て入社した日本製紙石巻では昨季が3年目だったが、ドラフト指名はなかった。区切りをつけ、国内の独立リーグからプロ野球を目指そうとも考えたが、花巻東の佐々木洋監督から「会社を辞めるリスクを背負えるなら、アメリカに挑戦してはどうか」と提案された。

 可能性がどれだけあるかは分からない。ただ、投手と打者の「二刀流」という道なき道を行く大谷の存在が小原の背中を押した。

 「翔平は多くの人が『無理』と言ったことを、世界の舞台でやっている。常識を覆している。活躍はこの上ない刺激。『自分にはできない』と思って野球をやめる人もいるけど、僕はケガをしているわけでもないし、野球人生をまっとうしようと思いました」

 安定した生活を捨ててまでの挑戦を母校の先輩、菊池もバックアップする。1月、小原はアリゾナで菊池の自主トレに参加し、トライアウトに備える。

 左のスリークオーターから最速は147キロ。「すべては自己責任の世界。あとがない。ハングリーにやっていきます」。覚悟は決まっている。(山口史朗)

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