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指導者「小中学生も含め考える必要」 球数制限導入

2019年11月29日21時27分

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 有識者会議で座長を務めた中島隆信・慶大商学部教授は、「スピード感をもって決定がなされた」と、今回の決定を歓迎する。すでに甲子園大会では多くの学校がクリアしている基準ではあるが、「できることから始めるという意味では、組織の『本気モード』を見せることができたのでは」と、具体的な内容へ踏み込んだ決定を評価した。

 また、今後についても「組織として、安心して野球ができる土壌を作る方向にかじを切ったという空気が生まれるのでは。練習方法や指導者のライセンス制度など、考えるべき課題がたくさんあるなかで、周囲の支援や後押しにつながる流れになってほしい」と議論の進展へ期待を込めた。

 一方、現場の指導者からは、歓迎や不安などさまざまな意見もあがる。

 今夏の全国王者・履正社(大阪)の岡田龍生監督は「大阪は秋や春、学校のグラウンドで公式戦をやることもある。運営が大変だなと思う。高校入学までに故障している選手もいるので、小中学生も含めて考えることが必要」と話す。

 昨夏の全国高校野球選手権で準優勝した県立高の金足農(秋田)の中泉一豊監督は、「課題がたくさんあるなか、対応は早いほうがいい。救われる選手もいると思う」と歓迎する一方、不安も吐露する。「野球が変わり、チーム作りの方向性も変えなければいけなくなるかもしれない。子どもたちの気持ちに寄り添えるように考えたい」と話した。

 花咲徳栄(埼玉)の岩井隆監督は、「100年も続いた大会であたらしいことをやるというのは大きな決断」と評価。議論の方向性を考えるうえで、医療との深い連携を提案する。「今の日本はスポーツと医療の関係が遅れている。野球部にお医者さんがいる高校のチームはほとんどないと思う」と指摘。「実は医療とタイアップすれば、『この選手は500球以上いけるが、この選手は300球でも危ない』と、個別に基準がつくれる。指導者がもっと勉強して医療と連携し、深くスポーツと医学がかかわって次のステップを考えていくべきだ」と、提言した。

 トレーナーをつけて日頃から肩ひじの機能チェックをしているという花巻東(岩手)の佐々木洋監督は「球数は一つの目安だが、個人差がある。投げすぎで故障した選手もいれば、投げることで感覚を覚えた投手もたくさんいる。『投げすぎ』のラインは指導者が見極めなければいけない」と、現場を預かる指導者の意識の重要性を強調した。

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