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帝京、8年ぶり決勝へ 半世紀率いる監督、観察眼は健在

2019年11月9日16時07分

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 (9日、高校野球秋季東京都大会準決勝 帝京3―2創価)

 帝京を率いて半世紀近く。前田三夫監督は今年6月で70歳になった。その観察眼は相変わらずだ。

 2―2の九回2死一、二塁、8番の左打者、尾瀬(おせ)雄大(ゆうだい)が1球目を見送った直後、伝令を送った。「『逆方向への意識を持て』とね。1球目を見て、大振りしそうな感じがしたので」。カウント3―1となってからの5球目、尾瀬は133キロの速球をシャープに振って中前安打とし、サヨナラ勝ちを決めた。

 創価のエース右腕を打ちあぐね、五回まで内野安打2本を含む3安打に抑えられていた。四回には2点を先行された。五回終了時のグラウンド整備の時に指示を出した。「相手が切れのあるボールを投げているのに、うちの打者は振りすぎ。もう少しコンパクトに振っていって、まずは同点にしよう、とね」

 六回、1番の武者(むしゃ)倫太郎が浮いた変化球を、1死後、3番の主将加田拓哉は甘い速球を逃さず、いずれもソロ本塁打とし、同点とした。2番手で救援に送り込んだ右腕、柳沼勇輝も踏ん張った。

 3回戦で今夏の甲子園8強の関東一、準々決勝で一昨年同4強の日大三と強敵を破り、この日は苦しい試合を制して、8年ぶりとなる秋の都大会決勝への進出を決めた。

 40代の頃には「自分がキャプテンのつもりでいる」と語ったこともある前田監督は試合後、柔らかな表情で言った。「選手はいま非常に気持ちが乗っている。いい動きをしているし、ハートもいい。ここまできたら、あとは選手に任せます」

 全国制覇が2度、選抜優勝も1度を誇りながら、2011年夏を最後に甲子園から遠ざかる。復活をかけ、10日の決勝では、2連覇がかかる国士舘に挑む。(竹田竜世)

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