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天理、近畿大会制す 奈良3位から躍進「不思議の勝ち」

2019年11月4日17時35分

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 (4日、高校野球秋季近畿地区大会決勝 天理12―4大阪桐蔭)

 監督も驚きの躍進だ。奈良県大会3位だった天理が、大阪1位の大阪桐蔭を破り、5年ぶり9度目の優勝を果たした。中村良二監督は、「近畿での4勝は本当に、信じられない。勝ちに不思議の勝ちありですよ」と笑った。

 2―1で迎えた六回、1死一塁で7番杉下海生(あおい)が打席へ向かった。中村監督は振り返る。「なんとなく、(8番の)田中(輝希)に賭けたんだと思う。凡退しても、打順の巡りは悪くならないし」

 それまで続けていた強攻から一転、手堅く送りバントを試みた。杉下がきっちり一塁側へ転がした。2死二塁とすると、田中輝から4連打。仕上げは2番山元太陽が左越えに3点本塁打を放ち、一気にリードを6点に広げた。

 今大会は要所で采配が当たった。準決勝の履正社戦では、1点を追う九回1死一塁から犠打で好機を広げ、逆転サヨナラ勝ちにつなげた。持ち味の強打からスタイルを急に切り替えても、選手が応えた。「ここ4年で一番打てない世代だと思っていた。こんな勝ち方もできるんだ」。勝ち上がるたび、チームの成長に驚かされた。

 今大会中、部員たちが週に2度、寮で自主的に早朝練習をしていることを報道で知った。「そんなに頑張っているんだから、彼らを信じよう」。選手の努力と監督の信頼がかみ合い、決勝では3本塁打を含む16安打。大阪桐蔭を打力で圧倒した。

 兵庫1位の報徳学園、奈良2位の奈良大付、今夏の全国王者・履正社を立て続けに倒し、最後は激戦区大阪の王者を倒して近畿の頂点に立った。監督は表彰式後、ベンチで和気あいあいと喜ぶ選手たちを見ながら、つぶやいた。「こんな顔で試合をやらせてあげたいですね」。選手を信じ、15日から始まる明治神宮大会に挑む。(小俣勇貴)

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